うるま市議会 > 2019-07-02 >
07月02日-08号

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  1. うるま市議会 2019-07-02
    07月02日-08号


    取得元: うるま市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-03
    令和元年6月第133回定例会          第133回うるま市議会(定例会)会議録                (8日目) 令和元年7月2日(火)             (午前10時01分 開議)出席議員(30名) 1番 仲 本 辰 雄 議員    16番 国 吉   亮 議員 2番 真栄城   隆 議員    17番 仲 程   孝 議員 3番 藏 根   武 議員    18番 又 吉 法 尚 議員 4番 伊 盛 サチ子 議員    19番 下 門   勝 議員 5番 金 城 加奈栄 議員    20番 喜屋武   力 議員 6番 荻 堂 盛 仁 議員    21番 大 屋 政 善 議員 7番 兼 本 光 治 議員    22番 幸 地 政 和 議員 8番 佐久田   悟 議員    23番 中 村 正 人 議員 9番 平 良 榮 順 議員    24番 大 城   直 議員 10番 伊 波 良 明 議員    25番 松 田 久 男 議員 11番 天 願 久 史 議員    26番 德 田 政 信 議員 12番 國 場 正 剛 議員    27番 名嘉眞 宜 德 議員 13番 幸 喜   勇 議員    28番 宮 城 一 寿 議員 14番 比 嘉 直 人 議員    29番 東 浜 光 雄 議員 15番 伊 波   洋 議員    30番 宮 里 朝 盛 議員欠席議員(なし)説明のための出席者 市長     島 袋 俊 夫    こども部長    金 城 妙 子 副市長    上 間 秀 二    市民部長     平 良 一 雄 教育長    嘉手苅 弘 美    経済部長     佐久川   篤 企画部長   仲 本 昭 信    都市建設部長   目取真 康 史 総務部長   宮 城 為 治    都市建設部参事  浜 田 宗 賢 福祉部長   当 間 重 俊    水道部長     儀 保 一 盛 消防長    諸見里 朝 弘    会計管理者    安慶名 優 子 教育部長   赤 嶺   勝    警防課長     渡具知 政 治 指導部長   盛小根   完事務局出席者 議会事務局長 長 嶺   斉    副主幹兼     兼 城 智 治                   議事係長 議事課長   新 垣   哲    調査広報係    森 根 元 気                   主任主事 副主幹兼   金 城 彰 悟    議事係主任主事  伊 波 信 也 調査広報係長議事日程第8号 第1.会議録署名議員の指名 第2.一般質問会議に付した事件 議事日程に同じ ○議長(幸地政和) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第8号のとおりです。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、平良榮順議員伊波良明議員を指名します。 休憩します。  休 憩(10時02分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時03分) ○議長(幸地政和) 再開します。 △日程第2.これより一般質問を行います。  発言時間は、当局答弁を含まず30分以内です。通告がありますので、順次発言を許します。大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可を得ましたので一般質問を行います。 まず初めに、シヌグ堂周辺整備計画について伺います。平成29年8月に、宮城島4区長の連名で市に対し「県道伊計平良川線(宮城島区間)」の整備に関連する要請書が提出されております。要請書の内容は、シヌグ堂に隣接する県道整備に合わせて、シヌグ堂周辺ロードパークとして整備することや、かつて現地に存在していた「ウフドーマーチ」の再現などに関する要請となっています。この要請を受けて、市は昨年度の予算で「シヌグ堂周辺景観資源活用調査」を実施しておりますが、この調査に関連して質問します。1点目に、調査の目的と概要についてお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) おはようございます。それではお答えいたします。 本調査業務は、沖縄県が整備を予定している県道伊計平良川線シヌグ堂遺跡周辺広場近くを通ることから、シヌグ堂周辺の観光拠点化を図り、また景観眺望点としてさらなる景観資源の利活用を推進していくため、ドライブやサイクリングなどで利用するロードパークや地域の憩いの場として活用できるような整備内容等の検討を行っております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁は、シヌグ堂の周辺調査に基づき、景観資源の利活用の推進や地域の憩いの場として活用できるよう整備内容を検討しているとのことであります。 それでは2点目に質問いたします。現段階で想定しているのは、具体的にどのような整備計画なのか。その内容、規模等について。また、計画の実施に当たりどのような課題、問題点があるかをお聞かせ願います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 当整備計画は、住民ワークショップにおいて提案された意見内容をもとに、5つの基本方針を設定しその基本方針を踏まえ、自然・文化・歴史ふれいあいゾーン、住民・観光客サポートゾーンウフドーマーチの再現、遊歩道でアクセスネットワークづくりの4つのゾーニングを設定し、基本計画図を策定しております。整備計画の規模としましては、シヌグ堂遺跡周辺広場と想定される県道整備の範囲内において計画しております。計画を実施するに当たり課題といたしましては、県道伊計平良川線の計画位置が確定していないことから、当該整備計画の範囲も同様に確定できていないことが挙げられます。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁によれば、最も大きな課題としては県道伊計平良川線の計画が、まだ確定していないことから、本市の整備計画の範囲も確定できない状況であるとのことであります。確かにここ数年、県道伊計平良川線の進捗状況は、足踏み状態のような気がしておりますが、本市の整備計画策定の前提となる県道整備でありますので、県とよく調整、協議の上、早期に本市の整備計画が実現できるよう頑張っていただきたいと思います。 次に3点目の質問に移ります。前回の一般質問で、シヌグ堂遺跡の文化財指定、整備に向けて地元の理解を得ながら、指定同意に向けて取り組んでいくとの答弁がありました。その取り組みの感触として、指定の可能性及び指定までにどの程度の時間がかかると見ているのかお聞かせ願います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 シヌグ堂遺跡につきましては、前回大屋議員に答弁申し上げましたように、宮城島シヌグ堂遺跡は出土品や遺跡の立地等で、伊計島にあります仲原遺跡と共通した特徴が見られます。出土品の量や住居を構成する集落跡として、シヌグ堂遺跡では集落の規模、出土品の量から見ましても、仲原遺跡を上回るものだと考えています。そのため文化庁や沖縄県教育委員会シヌグ堂遺跡については、国指定史跡として値する要素は十分に備えていると考えております。 また指定範囲につきましても、昭和57年度と昭和58年度の2年間、沖縄県教育委員会によって発掘調査が行われ、良好な状態で確認ができた集落跡やシヌグ堂バンタを含む一帯とするのか、貴重な資料が多く出土する崖下の貝塚を含めるのかなど、有識者から意見の収集が必要であります。 シヌグ堂遺跡の文化財指定につきましては、前回も申し上げましたが、地域の理解と協力が不可欠となります。教育委員会としましては、沖縄県とも協力して地域に対し指定に向けた理解を得ていきたいと考えておりますので、今しばらくのお時間を頂戴したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁は、シヌグ堂遺跡について、文化庁や県教育委員会も国指定史跡に値する要素を十分備えているとの認識を持っているとの答弁であったと受けとめております。今後の国指定史跡の実現に向け、大いに期待しておりますので頑張っていただきたいと思います。この件については、これで終わります。 次に、4点目に移ります。県道伊計平良川線の道路用地とシヌグ堂前の道路に挟まれた区域は、上原土地改良区となっているが、そこを公園として整備することに問題はないかお尋ねします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 当該区域は、土地改良やかんがい排水事業で整備された農用地となっております。整備に当たっては農用地から除外する必要がございますが、今後は具体的な計画を持って関係部署との協議が必要となっていきます。
    ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁は、公園整備に係る農用地については、農用地から除外する必要があり関係部署との協議が必要であるとのことでありますので、県道伊計平良川線の進捗状況に合わせて、可能な限り公園整備事業も並行して進めていけるよう農用地の除外について関係部署との調整、協議がスムーズに進むよう頑張っていただきたいと思います。 次に、5点目に入ります。シヌグ堂の前を通り、右折して上原集落に下り始め部分の歩道は、島ではインチャと呼ばれております。またシヌグ堂隣にある市水道局の水タンクの横から、上原集落に下っていく100メートル余りの石積みの歩道はハシンツ(イシクビリ道)と呼ばれ、昔ながらの風景が残っております。このような場所も、シヌグ堂周辺の観光資源として保全を図る必要があると思うが、市の見解をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 議員から御案内のように、上原集落へ下る車道はインチャと呼ばれ、昭和10年ごろ県からの補助金と字有地を売却して工事費を工面し、ダイナマイトを用いて2年余りをかけて開通した切り通しであります。ハシンツは100メートル余りの石段のイシクビリ道で、大正期に岩の上に枯れた枝を置いて燃やし、岩をもろくして割り、切り開いたと言われている貴重な生活道路であったと認識をしております。シヌグ堂周辺景観資源活用調査における住民ワークショップにおいては、インチャ、ハシンツは地域の歴史を残す原風景であり、利活用を求める意見があったことから、保全についても整備計画の進捗に合わせ検討していくものと考えております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁で、インチャ、ハシンツについては、地域の歴史を残す原風景であり保全について検討するとの答弁がございましたので、ぜひシヌグ堂周辺景観資源活用調査の結果を最大限に生かす形で取り組んでいただきたいと思います。 次に、6点目に移ります。シヌグ堂前の県道の設計は終わっているのか。県道の位置が決まらないとシヌグ堂周辺整備計画も立てられないのではないかと考えますが、御見解をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 県道伊計平良川線の道路整備については、沖縄県中部土木事務所へ確認したところ、今年度の事業は桃原橋工事の完了及び供用開始を予定していると伺っております。また現在作業を進めているシヌグ堂前を通る池味桃原区間の一部見直しについては、本市の自転車ネットワーク計画に合わせて必要な見直しを行う予定となっており、整備の方針等について本市と協議し、今年度において随時予算計上の上、設計業務を発注する予定であると伺っております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁では、県の見通しとしては、県道伊計平良川線の池味から桃原間の一部見直し作業については、今年度中に予算を計上して設計委託を発注する予定であるとのことでありますので、早い時期での予算措置と設計委託、そして工事の着工を本市としても県に働きかけていただきたいと思いますので、その件については終わります。 次に、7点目について質問します。シヌグ堂関連の最後の質問になりますが、これまで質問してきたように、これまでシヌグ堂周辺の整備には、いろいろなことを整理しながら取り組んでいかなければならないと思っております。まず伊計平良川線の道路設計の問題、シヌグ堂遺跡の文化財指定の件、シヌグ堂を中心とした観光資源としての眺望景観への取り組みなどが挙げられますが、シヌグ堂周辺整備計画の実施に当たって、市はどのように取り組んでいくのか、事業化までどのような流れを想定しているのかをお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 シヌグ堂遺跡周辺広場においては、毎年ゴールデンウイークの期間中に池味、宮城、上原、桃原の4自治会によるたかはなり市が開催されており、ことしも4月27日、28日の2日間、第10回目が開催され、地域の伝統芸能の披露や、地域で収穫された新鮮野菜の販売のほか、島のサトウキビを使った黒糖づくり体験、宮城島郷土誌研究会のガイドによる島めぐりなども行われ、子供からお年寄りまで幅広い世代の客が訪れ、にぎわったとお聞きしております。また当広場は貴重な眺望景観を有していることから、本市における重要な観光資源であると認識しており、地域活性化や観光振興を図る上でも、シヌグ堂周辺整備の必要性を感じているところであります。周辺一帯は、県道伊計平良川線の整備も予定されていることから、当該県道の整備に合わせてシヌグ堂周辺整備の実施について、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ありがとうございます。シヌグ堂周辺整備計画については、その前提として県道伊計平良川線がどのような形で整備されるのかということにかかってくると思いますが、可能な限り県道整備と同時並行的にシヌグ堂周辺整備計画が実施できるよう県との調整、協議に積極的に取り組んでいただきたいと思います。先ほども申し上げましたが、この県道伊計平良川線、ここ数年足踏み状態のような感じがしております。今後もこのような状態が続くようであれば、時期を見て、ひとつ島袋市長のほうからも県にハッパをかけていただきたいと思っておりますが、まだその時期ではないようでありますので、今しばらく様子を見ていきたいと思います。この点については、これで終わります。答弁は要りません。 次に、大きな項目2、うるま市立老人福祉センター(B型)東側のり面の崖崩れについてお伺いします。与那城上原のうるま市立老人福祉センター(B型)東側の斜面が崩落し、1トン余りはあると思われる岩が市道与那城30号線脇のコンクリート擁壁の手前でとまっている状況について、市はどのように対応したのかお聞かせ願います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 令和元年6月5日、上原自治会会長から、うるま市立老人福祉センター(B型)東側で、先日までの雨により建物敷地ののり面から大きな石が道路側まで転がっているとの連絡を受けました。現場確認をしたところ、のり面にある大きな岩石の一部から、崩れ落ちた大きな石が市道与那城30号線の擁壁近くまで転がっておりました。またのり面にある大きな岩石についても、今後何らかの対策が必要である状態と確認しましたので、安全を考慮し、大きな石が転がっている範囲についてカラーコーンを設置し、通行どめをしております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁によれば、とりあえず安全確保の観点からのり面周辺の道路については、応急処置としてカラーコーンを設置して通行どめにしたとのことでありますが、崩落した岩の対応など、安全対策はどのようになっているのかお聞かせ願います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 現場確認をした状況から、住民の安全を図ることが最重要であることから、関係部署と調整をし、安全対策の工事として市道与那城30号線の擁壁近くの大きな石の除去と、大型土のうの設置による崩落防止を計画し、先月6月25日に工事を完了しております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁では、とりあえず石の撤去と道路へ被害が出ないよう応急処置は完了したとのことでありますが、これから台風シーズンに向かいますが、応急処置だけで安全が図れるのか、今後の対応はどのように考えているのかお聞かせ願います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 先ほどの工事は、安全を考慮した緊急的な対応となっておりますので、今後につきましては、そののり面の状況について専門業者による調査をした後、改めての対応となるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) 今後の対応としては、専門業者による調査をして対応するとの答弁がありました。この老人福祉センター(B型)周辺ののり面は、東側から西側に向けて市道30号線に沿う形となっております。今回の崩落の前には、西側ののり面が崩落し、当該区間が通行禁止となっております。この道路区間は、地域の方々の生活道路となっております。先ほど部長は、のり面の崩落について専門業者による調査を行い対応するとの答弁をしておりましたが、地元の要望としては、この市道与那城30号線が通行禁止にならないように、市道を管理する担当部署とも協議、調整等を行った上で対応していただきたいということでありますので、ぜひその辺のことも踏まえて対応していただきたいと思います。この件については、答弁は要りません。終わります。 次に大きな項目3点目に入ります。県道伊計平良川線に一部重なる宮城島地内のトンナハから与那城西原の市道路線について伺います。最後の項目となりますが、県道伊計平良川線に一部重なる宮城島地内のトンナハから与那城西原の市道路線について伺います。当該道路は、崖側の道路面のアスファルトに多くの亀裂箇所がありますが、市は現状を把握しているか。また道路管理者に対し、対応等を求めたことがあるかお伺いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の箇所における亀裂につきましては、本市維持管理課防災基地渉外課のパトロール、また通行人からの情報等により、これまでにも何度か道路管理者である沖縄県中部土木事務所へ報告し、補修された経緯がございます。現在、路肩の一部が崩落していることから注意喚起のため、路肩注意の看板が設置され、交通に支障を来している状況にあります。今後、市におきましても現況の路面状態や地すべりの兆候等に注視し、異変や対策を要する場合には沖縄県中部土木事務所に対し、応急対策や必要な措置を講じるよう要請してまいります。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) 当該道路の管理者に対して、要請等は行っているとの答弁でありましたが、確かに当該道路の区間はのり面が多く、災害等が発生しやすい地形であることから、かなり高い確率で通行どめや交通規制が行われる道路区間であると思っております。そこで万が一当該道路区間が通行できなくなった場合に備えて、その迂回路として市道与那城33号線を使用するのが最も有効ではないかと考えております。市道与那城33号線は、伊計平良川線に接する道路でありますが、当該道路は未整備で路面状態も悪く、車の通行にも支障が出る道路状況であります。この市道与那城33号線を整備して、県道伊計平良川線当該道路区間で災害等が発生した場合の迂回路として使用することを含めて、早期の道路面整備をする必要があると思いますが、市の見解をお聞かせ願います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 議員から御指摘のとおり、不測の事態等により県道伊計平良川線の通行が不能となった場合、市道与那城33号線が迂回路として有効であるものと認識をしております。しかしながら道路の整備につきましては、各地域から多くの要請が出されている状況にあることから、緊急性や優先度、地域バランスなど総合的に勘案し、市の財政状況なども考慮しながら整備計画を検討する必要があるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。 ◆21番(大屋政善議員) ただいまの答弁は、道路整備に関して緊急性や優先順位を踏まえて整備計画を検討するとの答弁でありました。県道伊計平良川線については、完成するまで今しばらく時間がかかると思いますが、先ほど申し上げた道路区間は、地形上の点から災害発生の確率がかなり高い区間であると考えておりますので、災害等が発生した場合の迂回路としても、またふだんの地域住民の利活用の面からも市道与那城33号線については、ぜひとも整備する方向で検討していただくことを申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 次の質問者、金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では皆さん、おはようございます。今回4項目通告しています。当局の皆さん、よろしくお願いいたします。 では、職員の雇用について。2020年度、会計年度任用職員制度について質問させていただきます。2017年5月、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が成立いたしました。改正法は、2020年4月に、地方自治体で働く臨時・非常勤職員が、会計年度任用職員制度に移行します。総務省は、制度導入に当たって、現時点においても地方自治体への財源手当てを明確にしていません。法改正により、会計年度任用職員という最長1年の短期契約公務員が法定化されることから、今後労働条件がどのように変化するのか不透明です。市民サービスにかかわっている職員が、安心して働ける環境を整備するのは、本市の重要な責務ではないでしょうか。 2019年3月、非正規公務員の処遇改善についての報道がありました。嘱託職員から非正規職員でも育休が保障されるべきとの声があります。さらに保育士の臨時職員、幼稚園教諭の臨時職員が不足している等の声もあり、私が懸念することは、本市の職員として仕事を覚えたと思えば短期契約で終わってしまう。これでは本市としての人材育成が成り立たないのではないかと心配しています。では、お聞きします。制度移行への今後の対応について、どのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 総務部長。 ◎総務部長(宮城為治) お答えいたします。 現在の地方公務員の臨時・非常勤職員につきましては、特別職非常勤職員臨時的任用職員の任用制度の趣旨に沿わない任用や採用方法が明確に定められておらず、任用の適正化が進まないこと。また期末手当等が支給できないといった勤務条件などが課題とされてきました。これらを踏まえ、2017年5月、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、特別職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用条件が厳格化されるとともに、一般職の会計年度任用職員制度が創設され、令和2年4月に全国一斉に制度が実施されることとなっております。本市におきましても、来たる9月定例会に関係する条例案を提案する予定で作業に取り組んでおりまして、令和2年度からの会計年度任用職員制度の導入に向けて、各部署における業務内容及び事務量の整理を行い、将来にわたり安定的かつ継続的に行政サービスが適正に提供できる組織体制や適正な正職員数を確保しつつ、さらなる行政運営の効率化と適切な定員管理について精査を行っているところでございます。 会計年度任用職員の採用人数につきましては、正職員と会計年度任用職員の職員数の適正なバランスが重要であることから、人事担当、行政改革担当及び財政担当と連携して制度の構築を進めております。 金城議員が懸念されております会計年度任用職員の任用期間につきましては、制度上、原則最長1年となりますが、勤務実績に基づく能力評価を行い、優秀な方につきましては再度の任用を行うことを検討しているところでございます。再度の任用の上限年数につきましては、国の指針に基づき近隣市町村との均衡を図りながら、関係部署などと協議、検討しているところでございます。 また非常勤職員の育児休業等につきましては、現在も育児休業や育児部分休業の取得が可能であり、会計年度任用職員制度に移行しても同様に取得できるよう、検討しているところでございます。 また保育士臨時職員や幼稚園教諭臨時職員の不足に関しましては、その不足を解消するため制度移行後も、近隣市町村との均衡を図りながら、給与等の見直しも検討しながら必要な人材を確保できるよう努めてまいりたいと考えております。なお、会計年度任用職員の勤務条件につきましては、国の指針に基づき近隣市町村と情報を共有しながら制度の整備に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 現在の臨時職員、嘱託職員の人数をお聞かせください。報酬や休暇制度について、他市町村との違いはあるのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 総務部長。 ◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 ことし4月1日現在の臨時職員は261人、非常勤職員は603人となっております。給与、報酬額につきましては、職種によって他市町村と若干の違いはあるものの、おおむね均衡を保っているものと考えております。 また、休暇制度等につきましては、有給休暇、特別休暇、産前産後休暇、育児時間休暇、子の看護休暇、介護休暇等が取得可能でございまして、非常勤職員は正職員と同様、育児休業及び育児部分休業の取得も可能となっておりますので、他市町村との均衡はおおむね保たれているものと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 現在の正規職員の人数をお聞かせください。平成31年度うるま市臨時職・非常勤職員希望者受付募集案内が広報紙にも掲載されていましたが、特に気になるのは職種別で国家資格になる部分が臨時職、非常勤職になることや、保育士、幼稚園教諭の研修がある場合や、病気休暇の対応に必要な職員も必要になるのではないかと思われますが、この件についてもどのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 総務部長。 ◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 4月1日現在の正職員数は881人となっております。保育士、幼稚園教諭等専門職の正規職員配置につきましては、第2次定員適正化計画に基づき計画的な採用を行っていく予定であり、広報うるま7月号にも掲載しておりますが、今年度の採用試験においても専門職として保育士、幼稚園教諭職、社会福祉士職の採用試験を実施する予定となっております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 職種別で国家資格者についても手当、通勤手当等の処遇改善が必要ではないかと考えます。この件についても、検討していく考えはないのか伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 総務部長。 ◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 会計年度任用職員の給与、報酬等につきましては、職種別にその業務内容、資格の種類、地域の実情を考慮し、給与、報酬を決定していく予定となっております。また通勤手当やその他の手当につきましても国の指針、近隣市町村の状況を考慮し、処遇改善に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、質問させていただきます。 非常勤職員に期末手当等が支給できないといった勤務条件が課題とありました。国は、財源検討の実態調査を行うとされていますが、国に財源の確保を求めるべきと考えますが、見解をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 総務部長。 ◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 平成30年5月に開催されました九州市長会総会におきまして、令和2年4月から会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、増大する行政経費に関して、適切な財政措置が確実に実施されるよう国に要望を行うことを審議し、決議しております。その結果を踏まえ、同年6月に開催されました全国市長会総会において、九州支部から要望として提出し、総会でその旨が決議されました。また、ことし4月4日に開催されました沖縄県市長会総会において、再度「新たに制度化された会計年度任用職員へ支給することになる期末手当等に、地方財政措置を講ずることについて」が提案され、決議されたところでございます。引き続き国に対しましては、必要な財政措置を求めていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 県内の市町村で、非常勤職員の働き方に関してのアンケート調査が、令和元年5月に行われています。その結果の内容が、「この仕事を選んだ理由」では、「土日が休み」、「資格や経験が生かせられる」など。「今の仕事や雇用条件にどんな不満があるのか」に対して、「賞与が少ない」、「退職金がない」、「給与が少ない」、「有期契約で将来が不安」。「非常勤職員にも有給で与えてほしいと思うもの」に対して、「夏季休暇」、「病気休暇」、「産前産後の子の看護休暇」との結果が出ております。ぜひ各所管の職員の処遇改善に向け、必要な財政規模を具体的に示し、国の責任で財源確保に努めてくださいますようお願いし、質問を終わります。ありがとうございます。 では、2番に移りたいと思います。環境問題について。有害物質の有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)について質問させていただきます。これまでの同僚議員からの質問と重なる部分もあると思いますが、よろしくお願いいたします。4月24日付の報道で、有害物質最高濃度PFOS、PFOAの問題について、県は23日、昨年12月からことし1月に実施した米軍基地周辺の水質調査で、普天間飛行場、比謝川、天願川の周辺の15地点から蓄積のある有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)が高濃度で検出されたとありました。本市として天願川からも検出とありました。では、県の調査結果はどのようになっているのか。人体にどのような影響があるのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市内河川における有機フッ素化合物濃度の状況につきましては、沖縄県が実施した平成30年度有機フッ素化合物環境中実態調査の冬季結果報告によりますと、平成30年12月に川崎川及び天願川で採取した5地点の水質調査を実施し、その結果、米国環境保護庁が設定した飲料水に関する生涯健康勧告値70ナノグラムパーリットルを超えて検出された地点が、2地点確認されたということでございます。 今回の調査における市内検査地点は、ルーシー川橋、御山ぬ川橋、天願橋上流接続水路の橋、天願橋、復興橋の5地点となっており、勧告値を超えて検出された地点は天願橋上流接続水路の橋、PFOS、PFOA合計値220ナノグラムパーリットル及び復興橋における合計値95ナノグラムパーリットルの2地点となっております。 人体への影響につきましては、県の調査報告等によりますと、1日当たり2リットルの飲料水を70年間飲んで化学物質に暴露されると仮定して算出されているPFOS、PFOA合わせて70ナノグラムパーリットルまでの濃度であれば、生涯70年間飲用し続けても健康への有害な影響は予期されないとされていることから、市民が河川水や湧き水等を直接飲用水として常用しないという前提のもと、現段階におきましては直ちに市民の健康へ与える影響はないものと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 天願川地域の地下水、農作物などの調査は行っているのか、その結果はどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 河川及び地下水、農作物などの有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)に関する市独自での調査は行っておりませんが、今回の調査を実施した沖縄県の担当課に対して、うるま市内における調査の継続等について意見交換を行ったところであります。今後とも沖縄県と情報の共有を密にし、状況の把握に努めていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問させていただきます。 今回の調査を実施した県に対して、調査の継続等について、地下水等の調査も行っていただきたいと思いますが、この件について回答はあったのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 今回、調査の継続、調査ポイントの拡充について沖縄県と意見を交換させていただいたところでございますが、今後の方針につきましては、現段階で明確な回答は得ておりません。市といたしましては、今後とも県や関係機関等と連携し、状況の把握、検証に努めていくとともに、引き続き県との意見交換等を通し、調査の継続及び必要に応じた地下水等も含めた調査ポイントの拡充等について、検討をお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では今回、県からの回答はなかったとのことでありますが、ぜひ原因を特定するためにも、地下水とポイントの拡張等について検討してくださいますよう要望いたします。 では、質問させていただきます。天願川付近には、野鳥の森自然公園もあります。生物の生きる場でもあり、このような環境汚染有害物質PFOS、PFOAが流れる最後には赤野漁港、金武湾の海へ流れてしまい、魚介類に影響が出ないか将来が心配です。今回の米軍嘉手納基地内、普天間飛行場周辺からの高濃度有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)問題については、水の安全を求めるママたちの会は、県企業局へ要請を行っており、新日本婦人の会沖縄県本部から、沖縄防衛局へ基地の立ち入り調査などを求めています。発がん性及び発育障害などを引き起こすおそれのある有害物質が含まれることに不安と憤りを感じているという声もあります。今回の環境問題について、当局としてどのように受けとめているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 PFOS、PFOA等の有機フッ素化合物は、いずれも分解性がほとんど見られないことによる生物への蓄積性などが問題視されておりますが、議員から御質問の海洋生物等についての影響につきましては資料がなく、市において現在検証に至っていないところとなっております。現在、国内においてPFOS、PFOA等の環境基準値は設定されておらず、令和元年6月17日付で沖縄県において、国内における環境基準等の設定等の有機フッ素化合物対策の実施について、岩屋防衛大臣宛てに要請文を提出したところとなっております。 うるま市といたしましては、今後とも県との連携をさらに強化し、規制の動向、有機フッ素化合物に係る新たな知見などの情報収集及び関連施策の検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 答弁の中で、資料がないとのことでありましたので、今後県と連携し情報収集に努めてくださいますようお願いします。では、次の質問に移りたいと思います。 では、3番に移ります。基地上空ドローン禁止改正について、小型無人機ドローンの飛行禁止区域について質問させていただきます。6月13日、小型無人機ドローンによる自衛隊施設や在日米軍基地上空の飛行禁止を盛り込んだ改正ドローン規制法がなされ、施設13カ所が発表とありました。本市ではキャンプ・コートニー、キャンプ・マクトリアス、陸上自衛隊勝連分屯地、海上自衛隊沖縄基地、ホワイト・ビーチ等を抱えておりますが、懸念されることは改正法で建設現場、火災や災害対策に影響が懸念されます。 さらに空の産業革命とも言われ、私も実際に2017年11月に沖縄県総合運動公園で行われましたおきなわ建設フェスタに行ってまいりました。その中で、子供たちにミニドローンの操作体験やシミュレーション体験など、子供たちが器用に操作できる体験をさせていただきました。5月のマスコミ報道でありましたうるま市役所周辺の飛行禁止区域イメージとありましたが、基地上空でドローンを飛ばすには司令官の同意、周辺や約300メートルでは司令官または地主の同意が文書で必要とあります。実際に、地主を探して同意を得るには時間と日数がかかり緊急の対応が簡単ではなく、学校行事や知る権利を奪うという声などもあります。 そこで伺います。1点目は飛行禁止区域について、市民にわかりやすく図で示す必要があると考えますが、御見解を伺います。2点目は、司令官に提出する同意申請手続の事務の流れについて。3点目に、通報対応について、全て市が行うのか。4点目に、飛行の禁止に関する法律に違反した場合、罰則規定があるのか。4点について伺いたいと思います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(仲本昭信) お答えいたします。 小型無人機等飛行禁止法に関する事務については、現在市の法定事務とはなっていないことから、防衛省のウエブサイトにある情報の範囲でお答えをさせていただきます。今回の改正法につきましては、令和元年6月13日、テロ対策強化を目的とした小型無人機等飛行禁止法等の一部を改正する法律が施行されたのを受け、防衛省は同法第6条に基づきドローンなどの小型無人機等の飛行が原則禁止される防衛施設関連施設として自衛隊施設13カ所の施設を指定したと発表しております。その内訳といたしましては、陸上自衛隊関連施設として東京都新宿区にある防衛省市ヶ谷庁舎のほか5施設、海上自衛隊施設として神奈川県横須賀市にある横須賀地方総監部船越庁舎ほか5施設、航空自衛隊施設として東京都府中市にある府中基地の13施設となっております。うるま市内の自衛隊施設や米軍施設については、現在指定したとの情報はございません。 まず御質問の1点目でございますが、飛行禁止区域を市民にわかりやすく図にあらわすことについては、国は対象施設の指定を行うに当たり飛行禁止区域の地図を作成し、インターネット等に公表するとしております。そのことにより飛行禁止エリアは事前に確認することが可能となると考えております。現在、防衛省のウエブサイト等によりますと、13施設の飛行禁止区域のエリアが確認可能となっております。 次に2点目の指定された13施設の上空及び周辺を飛行される場合の施設管理者等、司令官等の同意申請は、飛行を行う土日及び祝日を除く10日前までに対象防衛関係施設の管理者に同意に係る申請を行う必要があります。 3点目の飛行前の通報対応につきましては、飛行を行う48時間前までに、各都道府県の警察や管区海上保安本部に通報することになっております。通報対応につきましては、市が行うことはございません。 次に4点目でございますが、小型無人機等飛行禁止法に違反した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処するとされております。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(11時01分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時16分) ○議長(幸地政和) 再開します。 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問させていただきます。 改正法では、米軍基地の上空のほか、その周辺では約300メートルの範囲が飛行禁止区域になると聞くが、その区域にある建設現場や火災、災害の現場でドローンの飛行ができなくなるのかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(仲本昭信) 小型無人機等飛行禁止法には、例外的に飛行させることができる3つのケースを設けております。まず1つが、対象施設の管理者またはその同意を得た者による小型無人機等の飛行でございます。2つ目が、土地の所有者もしくは占有者またはその同意を得た者が当該土地の上空において行う小型無人機等の飛行でございます。3つ目が、国または地方公共団体の業務を実施するために行う小型無人機等の飛行で、火災や災害の現場でその対応を目的とする市町村等が行う飛行であれば、例外的規定に該当し、米軍基地の上空は飛行できませんが、その周辺地域約300メートル内における火災や災害の対応として、本市による小型無人機等の飛行が行えるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 再質問させていただきます。 勝連半島にあります浮原島訓練場、津堅島訓練場もドローンの飛行は全面禁止なのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(仲本昭信) 沖縄防衛局に確認したところ、現在議員から御案内の防衛施設が指定されたとの情報は得ておりませんので、小型無人機等飛行禁止法の適用は受けないものと理解をしております。防衛省では、従前から米軍施設の上空及びその周辺においてドローンを飛行させることは重大事故につながるおそれのある大変危険な行為であるとのことで、平成30年2月20日よりこのような行為を行わないようにお願いする旨のビラ、ポスターを作成し、各地方防衛局に張り出すことを発表しております。また沖縄防衛局のホームページにも掲載するなどし、自粛を求めているとのことでございます。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 今後の周知について、市が行うこともあるのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(仲本昭信) 小型無人機の飛行禁止区域の指定の周知については、指定を行った各省庁において周知を行っているとのことでございます。指定の周知につきましては、市民の安心・安全の観点から、国からの依頼に基づきその周知方法も含めて周知を行うことを検討する必要があるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 最後に、先ほどの答弁の中で、沖縄防衛局回答で、ドローンの飛行で米軍機が衝突の回避を余儀なくされる事案が発生しているとのことで、国内の米軍専用施設上空や周辺で、ドローンを飛行させないよう呼びかけることについてでありますが、去る6月30日、宮森小学校米軍機墜落事故から60年を迎え、うるま市伊計島で起きましたヘリの不時着事故、このようなことが起こったのに対して、ドローンの飛行をさせないでということに対しては矛盾するのではないかと私は思っております。あとうるま市の自衛隊施設や米軍施設については、現在指定していないということでありましたので、この件については理解しました。この件については質問を終わります。ありがとうございました。 では、最後の質問になります。4番に移ります。貧困対策について質問させていただきます。私は、沖縄子どもの貧困白書を読まさせていただきました。マスコミでも、小・中学生がいる困窮世帯の割合が25%と大きく報道され、世帯収入が300万円から400万円との割合で、大阪府の調査では500万円から600万円と差があります。沖縄県も沖縄県外と同じく賃金の引き上げと就学援助金の引き上げも必要だと考えます。本市としての貧困対策事業の進捗状況について、どのように行われているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 子供の貧困対策は、子供の将来が、その生まれ育った環境に左右されることなく、貧困が世代を超えて連鎖することのない社会を目指すことを目的としております。第2次うるま市総合計画においては、子供の貧困対策を分野横断施策と位置づけ、施策を教育の支援、生活の支援、就労支援及びひとり親家庭への支援の4つに体系化し、行政組織の各部署が連携して取り組んでおります。内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業を活用し、子どもの居場所を現時点で7カ所設置しております。この7カ所の居場所では、子供たちに対し食事支援、生活指導、学習支援等が行われております。7カ所の内訳は、こども部が各児童館に6カ所、都市建設部が市営団地の集会所に1カ所設置しております。また今後、こども部においては3カ所の居場所の設置を予定しておりますので、子どもの居場所は年度内に10カ所となる予定でございます。また教育委員会指導部においては、手厚い支援が必要な子供への支援として、拠点型の居場所の設置を計画し、既に事業者の公募を行っております。従来からの居場所と今後設置する拠点型の居場所を加えますと、子どもの居場所事業は、年度内に合計で11カ所となる予定でございます。また同じ沖縄子供の貧困緊急対策事業を活用し、こども部、福祉部、指導部に合計9人の貧困対策支援員を配置しております。 次に、沖縄県の沖縄県子どもの貧困対策推進交付金を活用し、就学援助の拡充、学用品リユース・リサイクル事業及び事業実施に必要な臨時・嘱託職員の配置を行っております。学習支援につきましては、福祉部においても生活困窮者自立支援制度における学習支援事業を実施しており、中学3年生を対象として、高校進学に向けた通塾型の学習支援に取り組んでおります。また、本市独自の取り組みといたしまして、平成30年度に経済部においてうるま市若者就業支援プログラムを創設し、未就労の15歳から30歳までの若者を対象に就労支援を行っております。 子供の貧困問題については、さまざまな要因が考えられます。その解決に向けては、本市の課題に即した対策を研究し、引き続き各部署と連携し取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 ことし3月に行われました「憲法25条沖縄集会~木村草太さんの講演とリレートーク~」へ参加してまいりました。その中に、憲法25条には、人間らしく生きる権利、生存権、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないと定められています。講演会では、平成31年度沖縄子供の貧困緊急対策事業、南風原町の取り組みや手厚い支援が必要な子供、若年妊娠等への支援の強化取り組みや子供シェルター、虐待等で居場所を失った子供たちのために、安心して生活できる場所を提供する緊急避難先を行っている方の取り組みなどを聞き、大変勉強になりました。児童福祉法第2条「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」とあります。最近では、子供を虐待死させる痛ましい事件もありましたが、このような痛ましい事件は絶対にあってはなりません。本市としての今後の取り組みはどのようになるのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 本市の子供の貧困対策は、内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業及び沖縄県の沖縄県子どもの貧困対策推進交付金を主な財源としている中、内閣府では平成28年度から令和3年度までを子供の貧困問題の集中対策期間として位置づけております。そのため国と県の事業の動向を注視しながら、今後の取り組みを考える必要があります。今年度においては、拠点型の居場所が新たに開設されますので、この拠点型居場所の取り組みと、うるま市若者就業支援プログラム等の関連する取り組みが連携できるように仕組みづくりを行ってまいりたいと考えております。また喫緊の課題である若年者の妊娠・出産に関しては、教育委員会及び学校とも連携し、予防策を強化してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。 ◆5番(金城加奈栄議員) 子ども・若者育成支援推進法には、子ども・若者が社会生活を円滑に営むことができるようにするための支援、関係機関等による支援、第15条には、関係機関等の施設、子ども・若者の住居その他の適切な場所において、必要な相談、助言または指導を行うことなどが記載されています。玉城デニー知事の言葉にもありますように、誰一人取り残さない社会、頑張って取り組んでくださいますようお願いし、私からの質問を終わります。 では、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 次の質問者、又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 議長、休憩からお願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(11時31分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時32分)
    ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 皆さん、おはこんにちは。挨拶には中途半端な時間帯となっておりますが、今回8項目32問の質問を通告してあります。自称、質問王又吉です。1問1分以上時間をかけると持ち時間が足りなくなりますので、早速行きたいと思います。よろしくお願いいたします。 1番目、うるま市立幼稚園、認定こども園移行についてであります。まず初めに、うるま市が2022年までに津堅幼稚園を除く市立幼稚園17園を、幼稚園と保育所の機能をあわせ持つ認定こども園に移行することに当たり、ことし4月、先行して天願と平敷屋の幼稚園が公私連携幼保連携型認定こども園に移行し開園いたしました。保護者の中には、長く地域に親しまれてきた幼稚園の幼児教育は継承されるのか、不安の声と来る無償化に伴う利用者増への受け皿として期待の声とで交差しております。そこで質問いたしますが、公立幼稚園から認定こども園へ移行した場合の利点について、まずお知らせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 認定こども園は、教育・保育を一体的に行う幼稚園と保育所の両方のよさをあわせもった施設となっております。認定こども園の利点として、1点目に3歳児以上の児童は、保育所と異なり保育を必要とする事由がなくなった場合にも、認定区分を変更することで同じ認定こども園を継続して利用することが可能となり、保護者や児童の教育・保育環境の変化に伴う負担が少ないこと。2点目に、産休や家庭内保育をしている保護者など、認定こども園などの施設を利用していない方などに対する子育て支援事業が必須となっており、地域における細やかな子育て支援の充実が図られること。3点目に、利用児童に対する給食実施によって、児童の健全な発達や食育の推進が図られることなどが大きな利点と考えております。また議員より御指摘のありました市立幼稚園で行われた幼児教育の継承につきましては、平成30年3月に「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」、「幼稚園教育要領」及び「保育所保育指針」の改正により、幼児教育の内容が統一されております。そのため市立幼稚園から認定こども園へ移行したとしても、幼児教育の内容については大きく変わることはないものと考えております。 さらに無償化に伴う利用者の増加に対応する施設となることについて、基本的に市立幼稚園から認定こども園へ移行する施設については、3歳児からの受け入れを開始するため、受け入れ児童数の増加が図られ、今後予想される利用者の増加に対応できる施設となるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 続きまして、既に開園している天願こども園、へしきや・かなさこども園、また来年4月より認定こども園として予定している園では、地域説明会があったと思いますが、何人の保護者が参加し、どういった意見や要望があったのかお伺いします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 令和2年4月より、社会福祉法人等による運営を計画している豊原保育所、石川保育所、川崎幼稚園及び中原幼稚園の保護者及び地域の方々への説明会につきましては、5月と6月に実施しております。また、城前幼稚園及び宮森幼稚園につきましては、令和4年4月より石川保育所の場所に新たに整備する新園舎の完成後、認定こども園として移行しますが、両幼稚園の保護者及び地域の方々への説明会も5月に実施しております。 説明会における参加者数につきましては、豊原保育所で約80人、川崎幼稚園で約60人、中原幼稚園で約80人、石川地域については石川保育所、城前幼稚園及び宮森幼稚園の保護者及び地域の方々へそれぞれ個別に実施し、約80人の参加者がありました。 その中で参加者からありました御意見については、利用時間に関することや学校施設の利用に関する件など、主に運営面に関することとなっておりました。また多くの地域で送迎用の駐車場の確保に関する要望が上がっておりました。そのため運営者を募集する際に、敷地内に送迎用の駐車場を確保することを要件として募集しております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 説明ありがとうございます。 私も、川崎幼稚園のほうの説明会に参加させてもらったんですけれども、質問を続けたいと思います。中原幼稚園、川崎幼稚園、両園が来年4月より3・4・5歳児を受け入れ、認定こども園に移行されると伺っております。2022年4月に完全移行されるまでのスケジュールの概要をお知らせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 本市では、平成30年10月にうるま市立幼稚園・保育所の認定こども園移行等基本計画を策定し、市立幼稚園等を子育て家庭が求める機能の強化、充実を目的として認定こども園へ移行する計画となっています。平成31年4月には天願幼稚園、平敷屋幼稚園が認定こども園へ移行し、社会福祉法人による運営にてスタートしております。今後も毎年3カ所から4カ所を認定こども園へ移行を進め、令和4年4月には津堅幼稚園を除く全ての幼稚園17園を認定こども園へと移行していく計画であります。そのうち11園が社会福祉法人等による運営となり、伊波幼稚園、あげな幼稚園、与那城幼稚園、南原幼稚園、赤道幼稚園、具志川幼稚園の6園につきましては、地域の子育て支援の中核として、直営の認定こども園として運営していく予定であります。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 説明ありがとうございます。質問を続けます。 私は、毎朝川崎幼稚園児を見守っているので、(仮称)川崎こども園に絞って質問したいと思います。よろしくお願いいたします。まずは現幼稚園とは利用形態は何が異なるのか。また利用時間についてもお知らせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 現在の川崎幼稚園における児童の利用区分は二通りになっております。1つは定期的な保育の必要がなく、教育のみを希望する3歳児から5歳児の1号認定児童については、月曜日、水曜日、金曜日の週3日を、午前8時15分から午後12時15分まで利用し、火曜日と木曜日は弁当持参で午後2時までの利用となっております。もう1つは、保育の必要な要件に該当し、定期的な保育を希望する3歳児から5歳児の2号認定児童については、午後の預かり保育まで月曜日から金曜日の週5日程度利用し、月曜日、水曜日、金曜日の週3日は給食を実施し、週2日は弁当を持参して利用している状況でございます。これに対し認定こども園での1号認定児童の利用時間は、午前8時から午後2時までで、月曜日から金曜日までの週5日の利用となります。また現在の幼稚園における2号認定に当たる幼稚園を利用する児童は、保育標準時間の2号認定児童または保育短時間の2号認定児童に区分されます。利用時間は、保育標準時間が午前7時30分から午後6時30分までとなり、保育短時間は午前8時から午後4時までの利用となります。2号認定児童の利用可能日数は、月曜日から土曜日までの週6日となり、給食については1号及び2号認定児童全ての利用児童に提供されます。年度当初や年度末、夏休みなどの長期休暇についても、2号認定児童は週6日の利用となり、1号認定児童は一時預かりを有料で利用することも可能となります。平日における1号認定児童及び2号認定児童の利用時間以外の利用については、有料で延長保育または一時預かりが利用可能となります。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、説明ありがとうございます。恐らく今文書見なくて、耳だけで聞いてですね、1号とか2号とか3号まであるんですけれども、なかなか理解が難しいと思います。私、説明会に参加して資料をもらったので理解しているつもりでありますが、一番気になる点を質問したいと思います。 続きまして、保護者が一番気になるのが、認定こども園の利用料金です。3・4・5歳児の教育・保育の無償化がスタートしますので、保育料は利用者負担はなくなります。それでは保育料とは別に実費徴収は何がありますか。またそれは月額約幾らになると想定しておりますか、それぞれ伺います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 ことしの10月より教育・保育の無償化がスタートした際には、3歳児から5歳児の児童につきましては認定こども園や認可保育所、市立幼稚園において利用料金が無償となります。実費徴収につきましては、給食費や教材費等が想定されており、認可保育所の給食費については主食費に加え、新たに副食費を追加徴収することとなっております。給食費及び教材費等については、認定こども園運営者が決定次第、調整していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 無償化になると聞いて、保護者は大変喜ばしくもちろん思っております。ただし「え、給食費が出るの」と疑問の声を抱く保護者もいますので、少し質問したいと思います。 実費徴収において、給食費が一番保護者の負担になるだろうと答弁を受けましたが、少し質問させてください。まず現在、保育所に通う3・4・5歳児の平均の保育料と幼稚園に通う預かり保育を利用している3・4・5歳児の保育料。そして認定こども園実費徴収、給食費の予想最高額をそれぞれお知らせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 認可保育所及び幼稚園の午後の預かり保育を利用している3歳・4歳・5歳児の平均的な保育料については、約1万円となっており、幼稚園で午後の預かり保育まで利用する児童の平均的な保育料については、約8,900円となっております。認定こども園移行後の実費徴収額の給食費については、国の目安として主食費3,000円、副食費4,500円で、合計7,500円となっておりますので、その額が目安となるものと考えております。最終的な給食費の決定については、各社会福祉法人等の理事会において決定する事項となりますが、その額や使途、理由については重要事項説明書等を通し、保護者へ説明し同意が必要となっておりますので、保護者へ説明できる範囲での金額の設定になるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 保育料は、収入の差でもちろん変わってきますので。ただし平均的に保育所が約1万円、幼稚園が今8,900円となっていて、認定こども園に移行した場合、主食費3,000円、副食費4,500円なので、合計しても7,500円であろうということですね。私は、国の保育無償化に伴い現在支払っている保育料より、一人でも保護者の負担がふえることがあってはならないと考えております。いま一度確認しますが、保育料は無料になった。しかしそれぞれ園で定める給食費によって、現在の保育料より支払いが高くなる逆転現象はないと考えてよいですか、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) 再答弁のお答えの前に、先ほどの質問に対して答弁漏れがございましたので、済みませんがこちらで追加したいと思います。 先ほどの実費徴収の件の中で、また教材費につきましても現在市立幼稚園においても教材費として月額2,000円程度徴収しており、認定こども園移行後も現状と同程度となるものと想定しております。済みません、追加いたしました。 それではお答えします。給食費については3歳・4歳・5歳児の教育・保育の無償化後、副食費が実費徴収となりますが、生活保護世帯やひとり親世帯、また年収360万円未満の世帯までは副食費が免除となりますので、第1子のみの世帯については、現在より保護者負担が増加することはないと考えています。しかし既に先行して保育料の多子軽減を受けている世帯については、今回無償化の制度施行により副食費の考え方が明確に示されたことから、副食費の徴収分の負担が生じるため、現状の利用料より負担が大きくなることも想定されますが、対象となる世帯は市内で数世帯程度にとどまるものと見込んでおります。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) その数世帯の皆さんにも、ぜひ説明のほうをよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、認定こども園5歳児クラスの幼小連携教育について伺います。この件におきましては、先日行われた地域説明会の中で、継続して小学校の体育館、プール、運動場等使用できるのか。また運動会は今までのように幼小連携してできるのか、不安の声が上がっておりました。まずはこの幼小連携教育の考え方、当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 市立幼稚園から社会福祉法人等が運営を担う認定こども園へ移行する施設については、運営者募集の要件として、同施設から小学校への円滑な接続ができるよう、小学校と共同で定例的な会議を実施すること及び必要な行事については、小学校と連携を図り実施することとしており、これまで市立幼稚園で実施してきた小学校との連携を可能な限り継続できるよう運営法人へ求めていきたいと考えております。議員より御指摘のありました認定こども園移行後の小学校の体育館やプールの利用については、現在市立幼稚園として利用している環境と同様に小学校施設を利用できるよう、教育委員会も含め調整していきたいと考えております。また運動会等の行事については、認定こども園移行に伴い受け入れ児童が多くなるなど、規模や地域性等を含めて再度見直す必要がございますので、小学校と認定こども園の運営者を含めて運営方法を検討してまいります。さらに今後は小学校と隣接する認定こども園や市立幼稚園に限らず、市内認可保育所等も含め保幼小こ連携を推進し、小学校への接続がスムーズに行えるよう検討していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 済みません、こども部長ばっかり。再質問させてください。 先日、教育福祉委員会所管事務調査の中で、天願こども園、へしきや・かなさこども園を見学してまいりました。その中で、認定こども園としての機能は十分に活用されているものの、幼小連携という点で少し疑問を抱きました。例えば今まで気軽に利用できていた小学校施設内への出入りが使用許可が必要だったり、小学校プールの幼児用プールが利用できなかったりと、幼小連携をうたいながら異年次交流は全くできていない現状があります。そこで質問いたしますが、当局はこの現状をどう考え、今後小学校側、認定こども園側に理解を求めていくのか、見解を求めます。私は、うるま市全体の幼小連携の約束事と言いますか、規約を設け明確にするべきだと考えます。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 市立幼稚園から移行した認定こども園については、小学校の体育館やプール等を継続して利用できるよう、「うるま市立幼稚園から移行した認定こども園への学校体育施設の開放に関する規則」を、平成30年12月に策定しております。今後はその規定を教育委員会と協力し、小学校校長へ周知等を行い、連携強化が図れるよう調整してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 校長先生は2年に1回ないし3年に1回かわりますので、校長先生がかわっても同じような形態がとれるようによろしくお願いしたいと思います。 2番目、第19回あやはし海中ロードレース大会について。まず初めに去る4月7日に開催された今大会の種目別出場者数、完走率をそれぞれ伺います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 第19回あやはし海中ロードレース大会の完走率です。ハーフマラソン出走者2,808人、完走者2,059人、完走率73.3%。10キロメートル出走者1,876人、完走者1,487人、完走率79.3%。3.8キロメートル出走者3,227人、完走者2,888人、完走率89.5%。車椅子マラソン出走者7人、完走者5人、完走率89.5%となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 距離が長くなるほど完走率はやっぱり悪くなりますね。 続きまして、大会当日、救護室で手当てを受けた人数、そして救急搬送された件数を伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 救護室で手当てを受けた人数、救急搬送された件数ですが、大会本部救護所及びその他の救護所を含め手当てを受けた方が75人、その中で救急搬送された方が4人となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 救護人数75人、救急搬送4人と、恐らく今までの大会の中で一番多い人数じゃないかなと私なりに思っているんですけれども。再質問させてください。 大会当日、とても快晴で、とても暑かったです。私、議員になり、毎年ハーフマラソンと3.8キロメートルファミリーコースを完走しているのですが、ことしはとてもきつかったです。喉はすぐ乾くし、体はほてり、ランナーの皆さんはさぞ大変だったと思います。そこでお聞きしますが、当日の日中の平均気温並びに最高気温、そして平均の湿度もわかれば教えてください。お願いします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 大会終了後に大会関係者への報告会において提示した資料によりますと、大会当日の開催時間の平均気温が25.1度、大会当日の最高気温が28度、平均湿度が91%となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問します。 私、ネットやマラソン競技者にいろいろとアドバイスを受け調べてきました。マラソンに最適な気温は15度前後、湿度もより低いほうが条件には最適だそうです。また県外のある大会ではスタート時に23度を超える場合、大会を取りやめた事例もあるそうです。これは次の質問にもつながりますので、よく覚えていてください。 ○議長(幸地政和) 午前の日程をこの程度にとどめ、午後1時30分より会議を開きます。 暫時休憩します。  休 憩(11時58分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(13時30分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) こんにちは。午後もよろしくお願いします。 午前中の答弁で、ことしのあやはし海中ロードレース大会、平均気温が25.1度、最高気温が28度、平均湿度が91%という答弁がありました。それについて質問したいと思います。続きまして、脱水症状対策のための給水地点の増設について伺います。これはハーフマラソンの与勝消防署平安座出張所前の給水を最後に、宮城島手前の折り返し地点まで約2.7キロメートル、全く飲み水がありません。ランナーにとってはとても喉が渇く時間帯となります。そこは平安座石油基地と海岸線の間を通るため、ボランティアの民家もなく、また車をとめての応援もできないために水分を補給したくてもできないのです。これは走った人にしかわからない苦しさです。お願いです。間に給水地点を設けてください。この意見は、ともに参加した藏根武議員からの願いでもあります。当局の給水地点の増設についての見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 給水地点の増設につきましては、前回大会まで9カ所の給水所を設けておりましたが、浜比嘉大橋付近、入り口付近の往路と復路に1カ所ずつ、計2カ所の給水所を増設し、計11カ所設置して対応いたしました。議員から御指摘の区間につきましては、再度内容を精査し、大会参加者の安全を最優先し検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、この給水地点なんですけれども、折り返したところにあるんですけれども、水道が引っ張ってないので恐らく車で運んでいると思うんですよ。遅いランナーは水がなかったそうで、藏根議員は、「議員何やっているか」と、走っているときに文句も言われたみたいなんですよ。ぜひ最後のランナーも水が当たるように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続けます。以上のことをまとめますと、近年地球温暖化で平均気温が上昇する中、私は4月の第1日曜日開催は、もう無理があるのかなと考えております。おきなわマラソンが2月の第3日曜日に開催ですから、せめて3月の第2日曜日もしくは第3日曜日に日程を変更すべきだと思います。万が一のことがあってからでは遅いのです。当局の日程変更についての考え方、ここは救護のスペシャリスト、消防長からも提言をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 この大会を19年開催していく中で、平均気温の上昇による温暖化の問題や異常気象等が頻繁に起こるなど、気象環境も変化してきており、大会参加者や沿道等の応援の方々も含め安心・安全に参加できるよう配慮していく必要があると考えております。これを踏まえ、昨年度大会から気温上昇による大会中止要項の導入や、平成31年3月27日開催されたロードレース実行委員会の中において、開催日の変更に向けての提言がなされ、現在事務局において調査・検討を行っているところでございます。開催日を変更する場合、他のマラソン大会の開催日の重複や、大会参加者への影響、大会スポンサーとの調整、御協力いただいております中部地区医師会や関係者の方々から意見をお聞きし、その影響の範囲を見きわめながら慎重に進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 消防長。 ◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 沖縄県では、2月の寒い時期を終えた3月から暖かくなり始め、4月から5月は気温が上昇し暑くなり始めます。人間の体は暑熱順化という暑さに対応するための期間が必要で、これにより体温調整のための発汗機能が高進し、その際の塩分等のミネラル分の喪失を抑制できるようになり、水分補給で体のバランスが整えられるようになります。個人差はございますが、4月はこの暑熱順化の期間中であり、体が急激な体温上昇に対応できないことが考えらます。先ほど経済部長からも答弁がありましたが、議員から御提言のとおり大会救護担当の消防といたしましても、大会参加者が安心・安全に参加できますよう、開催日の変更を行う必要があると考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 両部長、ぜひ前向きな検討をよろしくお願いしたいと思います。 続きまして完走証への5キロメートルごとのラップタイムの計測の記載についてですが、これは別なマラソン大会では普通にあることであります。ランナーは完走証の記録をもとに練習に励み、次年度自分への目標を立てます。逆にラップタイムがあることでオーバーペースにならずに、計算してマイペースで完走ができます。お隣のおきなわマラソンでも、第22回大会からこのラップタイムを取り入れ、次の大会から完走率も高くなっているそうです。当局の今後の考え方を伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 御質問の完走証への5キロメートルごとのタイムラップを記載するには、ハーフマラソン競技の場合、新たに3カ所以上への計測機器の設置とあわせ、システムの変更等に追加の予算が必要となり、予算の抑制や補助金交付額の増額、大会参加料の値上げなどに影響があることから、経費の積算等内容を精査し、検討させていただきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) よろしくお願いします。 続きましてハーフマラソンと3.8キロメートルトリムマラソン、また10キロメートルと3.8キロメートルトリムマラソン、両方出場者への割引また団体出場者への割引について伺います。この件は、ハーフマラソン、10キロメートルを走り終えたランナーが、子供と一緒に、また家族で一緒に二度目の出場がしやすいように、またスポーツ少年団、学校、クラス単位でファミリーコースへ気軽に出場できる場合、団体割引等が適用されたらもっと出場しやすいのかなという思いからの提案でございます。当局は割引について議論したことがありますか。意見を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 本事業の大会運営費につきましては、参加ランナーの参加料を中心に賄っておりますけれども、大会参加者が1,100人減少した第18回大会時には、歳入の減少から歳出予算の抑制だけでは足りず、追加補助金を交付するなどし対応いたしました。また割引ではございませんけれども、第15回大会には参加料の値上げを行った際には、高校生以下の参加料金を据え置くなどし、参加人数への影響に配慮し対応を行っているところでございます。今後、安全対策等への予算の確保等も必要となることから、割引制度の導入につきましては厳しいものがあると考えているところでございます。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、これはスポーツ少年団等からの意見でもありますので、ぜひまた検討してみてください。 それでは最後に、ハーフマラソン20回大会連続完走者への連続完走証及び記念品贈呈についてであります。まずはことしの19回大会まで、連続完走者は何人おりますか。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 次年度、第20回大会連続完走者についてでございますけれども、現在事務局で保管する参加申し込み等の資料につきましては、紙ベースのものも数多くあり、データ保存された資料が混在している状況でございます。また住所や苗字が変更されるなど、参加者個人を特定し、連続完走者を事務局側で今判断することは大変厳しいと考えているところでございます。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ちょっと質問したいと思います。 もし連続完走者の特定ができた場合、20回記念大会に連続完走証及び記念品等で栄誉をたたえ、大会に花を添え盛り上げてほしいと私は考えております。当局は、第20回記念大会への思いと連続完走者への取り扱いについての考えを、いま一度聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 御提案の連続完走者につきましては、おきなわマラソンで実施されている連続完走表彰等の手法等を参考にし、本大会での運用が可能かどうか検討させていただきたいと思っています。開催から20回目の節目に当たり、担当部といたしましては参加者の心に残る記念大会の開催に向け、検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、ありがとうございました。 3番目に行く前に、私ですね、実はおきなわマラソンの第1回から、2月にあった27回まで連続完走者です。賞状もこのようにたくさん持っています。今、おきなわマラソン実行委員会事務局に問い合わせたら、96人の連続完走者がいるそうです。うるま市には12人いるそうです。連続完走者はやはり記念になりますので、賞状をこのようにラミネートして自宅にきちんと保管等していますし、またおきなわマラソン第10回のときに、連続完走の資料がないということで、何か証明するものがないかということで、ファクスで完走証を送ってくださいということがありました。それから10回、20回と表彰を受けております。ちなみにおきなわマラソンの20回の表彰状はこれで、色違いで連続完走の栄誉をたたえるとあるんですけれども、これをもらうだけでまた次も頑張ろうという思いになりますので、ぜひ次のあやはし海中ロードレース大会まであと9カ月ありますので、ぜひ事務局の努力方をよろしくお願いしたいと思います。 続けます。3番目、あげな中学校学校教育及び施設整備についてであります。まず初めに、通級指導教室(日本語ことば教室)の設置状況について伺います。この件におきましては、どういった児童・生徒への支援教室なのか。また指導内容を伺うとともに、あげな中学校の現状をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 外国人児童・生徒等を受け入れる学校における日本語指導の充実を図るため、国においては教員定数とは別に日本語指導を行う教員の加配措置を行い、日本語指導を目的とした通級指導教室開設を支援しております。本県中頭地区においては、今年度日本語指導に係る教員は全部で12人の加配措置がありまして、そのうち2人がうるま市へ配置され、川崎小学校と天願小学校にそれぞれ1学級ずつ日本語指導教室が開設されております。 この日本語指導教室は、日本語の運用が十分でない児童・生徒に対し、将来的にみずからの力で日本語での授業に参加できるように支援することを目的としております。またうるま市教育委員会では、県の加配措置とは別に、本市独自で日本語習得支援を必要とする児童・生徒の学校生活適応促進のための日本語支援員の配置を行っておりまして、今年度は現時点では昨年申請のあった伊波小学校、高江洲小学校、勝連小学校の3校に配置しております。 この日本語支援員の具体的な取り組みといたしましては、朝の会から帰りの会までの間、担任の先生の説明の通訳や、授業における作業取り組みの支援などを行っております。あげな中学校につきましては、平成29年度は学校側からの要望により日本語支援員を配置しておりましたが、今年度は申請がないため配置しておりません。なお今年度、同中学校における日本語指導支援が必要と思われる外国籍生徒は1年生1人、2年生2人、3年生1人の合計4人との報告を受けております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 再質問させてください。 あげな中学校へは支援員が配置されていないということなのですが、今後この生徒たちへの日本語の補助指導はどのように対応していく予定なのか、教育委員会の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 今後も県に対しては、日本語指導教室等の加配教員の要望を継続するとともに、日本語の能力が十分でないために授業への参加が困難となっている児童・生徒に対しては、学校側からの文書による申請を確認した後に、本市の日本語支援員の配置に向けて検討していきたいと考えております。また日本語支援員の募集につきましても、情報発信の充実を図っていきたいと考えております。あわせまして日本語指導が必要な児童・生徒の自立を促すためにも、クラスメイトが積極的にかかわり日本語獲得を支援していく学級の雰囲気づくりに努めるよう、学校に指導していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ぜひ学校側から要請があった場合は、早目の対応をお願いしたいと思います。 続きまして、老朽化が進むあげな中学校、至るところで欠陥が生じ、その都度即時に対応してくれる当局には本当に感謝の気持ちでいっぱいであります。いつもありがとうございます。昨年の2階、3年生の教室のクーラー故障の際にも、各教室にもクーラーを取りつけていただき、ことしの受験生は涼しい中勉学に励んでおります。しかし今度は、3階、1・2年生教室のクーラーが故障し、授業に支障を来しているそうです。当局の対応方を伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 あげな中学校3階の1・2年生教室のクーラー修理の対応につきましては、修繕が完了し、現在順調に稼働しているところでございます。校舎は築30年以上が経過しており、経年によるふぐあい等によって、学校、生徒の皆さんにはたびたび御迷惑をおかけしている状況でございます。空調設備につきましては、専門業者である保守管理業者から機器の状態を聴取し、部品等の調達状況を把握しながら、ふぐあいに対して早期の改善策に取り組み、快適でよりよい学習環境の場を提供できるよう努めてまいります。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) こちらも迅速な対応、ありがとうございます。 議長、休憩お願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(13時48分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(13時48分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 続きまして、テニスコート設置について伺います。 この件は、過去の一般質問の中でも、あげな中学校にはテニスコートがなく、また近隣の公園や架橋下等にもテニスコートは全くなく、生徒は遠く離れたうるま市具志川庭球場まで車で移動したり、車がない場合には走っていく選手もいます。この現状をどうにか改善してほしいと訴えた経緯もあります。学校側は敷地の提供も検討し、テニスコート設置を待ち望んでおります。当局の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 現在のテニス部練習場所の状況としましては、校内及び中学校周辺に練習場所がないため、うるま市具志川庭球場まで父母による送迎や、移動手段がない場合においては走って移動するなど、不便を強いられている状況にあるとお伺いしました。テニスコート設置につきましては、平成29年第117回9月定例会でもお答えしておりますが、現在学校側には校内で設置できる場所がないか、検討していただいているところでございます。学校側としましても、グラウンドにおける部活動の使用状況や、各部活の顧問の先生方と協議をして決定したい旨の報告を受けているところでございます。学校側の決定を受けて、設置予定場所の状況等を確認し、対応してまいります。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、ぜひよろしくお願いします。ちなみに今、あげな中学校の教員に県内ソフトテニスの第一人者と言われる先生がおります。ソフトテニスは土のコートで行いますので、予算も抑えられるのかなと思っております。早目の対応方よろしくお願いしたいと思います。 最後に築33年になるあげな中学校、老朽化に伴う建てかえ事業計画といいましょうか、いつごろ予定しているのか。あれば教えてください。私もPTA会長としまして、近隣の小学校、保護者初め多くの方から聞かれますので、ここはできれば明確にいつごろとお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 あげな中学校校舎は、昭和60年から昭和62年に建築されており、築30年以上が経過しておりますが、昭和57年以降の新耐震基準で設計され耐震基準を満たしていることから、今のところ校舎改築整備等の計画はございません。また現在、文部科学省より耐震基準を満たしていない学校施設について、耐震補強や使用停止も含めた一刻も早い耐震化完了に向けて強く指導を受けており、早急な対応が求められている状況でございます。耐震化を最優先に計画的に取り組んでいく必要がございますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。
    ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、ちょっと再質問させてください。 それでは現在、うるま市には未耐震化の学校施設は幼、小、中、何校ありますか。また未耐震化学校建設整備完了後、あげな中学校はいつごろの改築予定になりますか、教えてください。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 今現在、未耐震化の学校及び園につきましては、小学校5校、中学校2校、幼稚園3園となっております。また、あげな中学校の改築時期につきましては、未定の状況でありますが、他の学校施設も含めて総合的に計画を検討する必要があるため、未耐震化学校施設整備完了後の検討となりますので、早くても5年後以降から検討していくことになります。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) それでは、また5年後に質問したいと思います。 4番目、コンビニ誘致についてであります。きょうは7月2日でありますので、あと9日で国内最大大手のセブン-イレブンが本島南部エリアを中心に14店舗を出店いたします。セブン-イレブンは、県内進出から5年間で一気に250店舗を出店する計画を表明しており、年内にも中部エリアへの展開をするそうです。これはローソンが沖縄進出してことしで22年目、233店舗ですから、これから毎年中部の至るところ、うるま市のあちらこちらでコンビニの建設ラッシュが予想されます。私は、ここに大きなビジネスチャンスが生まれると考えます。そこで質問いたしますが、県内他市町村の施設内、敷地内へのコンビニ営業の現状についてお知らせください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 御質問の経済部で把握している現状では、公共施設内のコンビニ店舗は、那覇空港、那覇市立病院、県立八重山病院、琉球大学医学部附属病院、糸満市役所、中城湾港新港地区のIT津梁パーク内においては、入居企業の福利厚生の理由で運営されている店舗がございますが、いずれも24時間営業でなく、各施設に合わせた開店時間となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ありがとうございます。私は、この中ではコンビニのことをよくわかっているつもりなので、コンビニの誘致のメリットを簡単に説明いたします。 うるま市は、既存の施設の一角、また敷地の広い駐車場があれば一部分をコンビニ側に提供します。建物はどちらが建てるかによって家賃収入は変わってきますが、私の経験上、箱物をつくり賃貸契約しても10年契約の6年から7年でペイできます。あとは家賃収入が入ってくるのです。私は、本来なら青い看板のコンビニを誘致してほしいのですが、うるま市にはセブン-イレブンのデザート工場もあることから、赤い看板でも構いません。例えば本庁駐車場の一角や、あやはし館敷地内駐車場、海側の一角と申しましょうか、コンビニを建てれば、私は沖縄一の集客、売り上げも夢ではないと予測しております。そこで質問いたしますが、既存の敷地内、施設内へのコンビニ誘致の考え方についての当局の見解を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 御提案のありましたコンビニ誘致は、経済部では現在行われておりませんけれども、議員から御提案の件に関しましては、PPP/PFIの事業手法を活用した公園などへのコンビニ配置など、利用者の利便性、管理費の新たな財源確保の観点から有益な提案であると考えております。今後PPP/PFI事業を検討する場合において、利便施設として民間からの提案に期待をしているところでございます。なお今後も民間主体のコンビニエンスストアの進出が予想されるため、事業者等への影響も考慮しながら、慎重に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 少し違う観点から質問します。 コンビニ営業後のメリットとして、災害時の備蓄倉庫的役割、また夜間外灯照明の犯罪抑止的役割、さらにAED設置による医療的役割と、市民生活に必ずやプラスになると私は思っております。そのあたり業務提携を含めたコンビニ事業展開について、当局の見解をいま一度聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 現在コンビニは、市民生活にとって利便性の高い社会インフラであり、うるま市でも納税やマイナンバーカードを活用した各種証明書の発行などで御協力をいただいているところでございます。また災害時等における業務提携、連携につきましても、市民の安心・安全の確保といった観点から今後検討していくべきものだと考えております。コンビニの誘致に関しましては、先ほど答弁いたしましたPPP/PFI事業の導入手法の一環として民間事業者からの提案、あと民間事業者の競合などを考慮しながら、対応してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) うるま市にとって、ぜひいい方向で話せたらいいのかなと思っております。よろしく検討をお願いします。 続きまして5番目、双子・三つ子、多胎児支援についてであります。まず初めに、現在のうるま市内、15歳以下の多胎児の組数を年齢別に伺います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 15歳以下の多胎児数は、把握されておらず、住民基本台帳により同一世帯において2人以上の同一の生年月日の者を多胎児と想定し、抽出いたしました。その結果、平成31年3月31日時点において、15歳以下の多胎児と想定される対象は216組となっており、その中で双子と想定される対象は212組となっております。年齢別内訳につきましては、ゼロ歳が11組、1歳が12組、2歳が17組、3歳が12組、4歳が16組、5歳が18組、6歳が15組、7歳が10組、8歳が13組、9歳が8組、10歳が13組、11歳が17組、12歳が12組、13歳が11組、14歳が17組、15歳が10組となっております。また三つ子と想定される対象は4組となっており、年齢別内訳では、1歳、2歳、12歳、14歳に、それぞれ1組ずつとなっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、ありがとうございます。 今の数字を聞いてびっくりですね。年代別で多少の開きはあるものの、1学年、今うるま市の生徒が約1,400人から1,500人いますから、約50人に1人が双子、2,000人に1人が三つ子となります。この数字が多いのか少ないのかはわかりませんが、多胎児の子育ては2倍、3倍、いやそれ以上に大変だと思います。御承知のとおり、子育てにはとてもお金がかかります、時間もかかります。多胎児を持つ親ならなおさらだと思います。そこで質問いたしますが、多胎児への本市の支援、また他市の状況もあわせてお聞かせください。お願いします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 こども健康課におきましては、母子健康手帳交付時に、小冊子の「ふたごの子育て~多胎の赤ちゃんとその家族のために~」をお渡しし、妊娠・出産期の母体への負担など、多胎特有のリスクや注意点、複数の子供の育児を行うことの工夫などについて、保健指導などを行っております。また今年度4月開始の産後ケア事業では、多胎児の2人目以降の加算を免除しております。児童家庭課におきましては、うるま市養育支援訪問事業において、多胎児等に関する育児相談及び指導並びに簡単な家事等の支援を行っております。 続きまして、他市における多胎児支援の状況につきましては、沖縄市においてミルクの現物支給及びファミリーサポートセンターの利用料の助成、また母子保健分野では本市と同様に、他市においても妊娠中と産後の保健指導の実施などとなっております。多胎児の子育ては、議員から御提言のとおり経済的負担に加え健康面、育児面など、多胎児特有の負担もあることから、これまで支援のあり方について検討を重ねており、今後も研究を図ってまいりたいと思います。御提言ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 1人でも双子でも、三つ子でも、ぜひ育てやすいうるま市になるといいなという思いからの質問であります。よろしくお願いします。 続きまして、私の知り合いに中学1年生の三つ子を持つ親がいます。子育てで一番何が大変だったのかなと伺いますと、今までで一番はランドセル、学習机を買いそろえることが大変だった。中学に入ると学生服もとてもお金がかかったと、お金の話ばかりしておりました。私も彼も、同じ5人の子を持つ親ですが、私は一人一人、行事行事、進級進学がやってくるのですが、三つ子を持つ親は一気に三倍の出費が出るのです。例えばランドセル、高価なものは5万円近くします。そうすると15万円。中学校の修学旅行費、約8万円掛ける3人で24万円。そして義務教育外ですが、車の免許代や大学の授業料等、例を挙げるときりがありません。私は、15歳以下の義務教育の間は、行政ができる支援はなるべくできたらいいなと思っております。先ほども例に挙げましたが、代表的な小学1年生ランドセル、中学校修学旅行費の助成は、あってもいいんじゃないかなと考えております。うるま市として、今後この2つの助成が何かできないものか、見解をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会におきましては、経済的な理由で就学が困難な家庭へ、教育費の一部を援助する就学援助制度を実施しており、小学校1年生に対しましてはランドセル購入を含め新入学用品準備金として、1人当たり4万600円、また中学二、三年生が修学旅行に参加した場合には、上限として1人当たり7万円の援助を実施しております。議員から御質問の多胎児世帯に関しましても、経済的な理由で就学が困難な場合には、就学援助制度を利用することが可能であると考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、少し発想を変えてみます。 私は、何も全員が全員就学援助と言っているわけではないんですね。就学援助に該当しない双子や三つ子もいるのかなという思いからの質問であります。全額補助しなさいとは言っておりません。例えば、うるま市が保育料兄弟組、2人目半額、3人目無料とあるように、ランドセル、修学旅行費においても段階的に助成ができないものかという提案であります。いま一度当局の多胎児支援の考え方についての見解を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 うるま市では、これまで就学援助費の見直し、認定基準の緩和を含め経済的な理由で就学困難な家庭につきましては、子供が十分に可能性を伸ばしていけるよう充実した援助を行っております。この就学援助制度により、小・中学校では必要なランドセルや、修学旅行費を含めた学用品や給食などにかかる費用を支援しておりまして、どの子も安心して教育を受けられる学びの保障と教育の機会均等に取り組んでおります。多胎児支援につきましても、就学援助制度の活用により経済的負担も軽減できるものと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、ありがとうございました。これからもいろいろ検討してみてください。よろしくお願いします。 6番目、安慶名西原線道路改良事業についてであります。まず初めに、事業の進捗状況と完了予定年度をいま一度確認させてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 安慶名西原線道路改良事業は、安慶名集落と西原集落を結ぶ道路で、あげな小学校側の安慶名赤道線を起点とし、西原公民館側の県道224号線を終点とする整備延長704メートル、両側歩道の道路幅員が12.5メートル、総事業費が17億9,630万円の事業となっております。事業期間は、平成24年度から令和5年度までを予定しており、平成31年3月末時点の進捗状況としましては、物件等補償が48.3%、用地買収は42.3%、全体の執行率は42.5%で、現在までに65メートルの道路整備を完了しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 私もこの道路をよく利用させていただいております。前に質問したときには、恐らく平成32年か平成33年完了予定と伺ったんですけれども、工事ですからこれから延びるときもありますね。令和5年度の完了予定をしておりますと今伺いました。 続きまして西原・川崎区内を通り、具志川環状線に取りつけ工事ができないものか伺います。この件におきましては、先ほども言いましたが過去の一般質問の中でも取り上げた経緯もあり、当時の部長の答弁では具志川環状線が開通し、交通量を見ながら子供たちの通学路の安全対策も考えながら検討したいと答弁をいただきました。今後の対応が気になります。この件について、当局の今後の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 安慶名西原線を延伸し、具志川環状線に取りつける道路整備につきましては、当該道路の供用開始後の道路利用状況などを踏まえた検討が必要であります。しかしながら道路の整備については、各地域から多くの要請が出されている状況であり、緊急性や優先度、地域バランスなどを総合的に勘案し、市の財政状況なども考慮しながら整備計画を検討する必要があるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 私、なぜこの問題を取り上げたかと言いますと、あげな小学校、あげな中学校から例えばじんぶん館に行く際に、ガードレールや歩行者通学路が部分部分にしかなくて、子供たちはそういう中、登下校している状況を見るものですから、ぜひ道路の開通とともに歩行者専用道路も一緒にできたらいいのかなという思いから取り上げております。今後も子供たちの安全対策も見ながら、ぜひいい方向での検討ができたらいいのかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして7番目、大人の発達障害についてであります。近年、よく耳にするようになった子供の発達障害、これは自閉症、注意欠如、多動症、学習障害などを含む幅広い概念を示すそうです。児童・生徒の場合、学級の担任や身体測定等で人とは違う異常に気づき、症状に合わせた理解や支援を行うことができるので、子供の不安を処理することにもつながります。それでは幼少のころ発達障害に気づかず、成長してしまった大人はどうしたらいいでしょうか。そこで質問いたしますが、大人の発達障害の特徴について教えてください。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えします。 発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達に関する障害です。子供の間は生活に大きな支障を来さなかったために、大人になるまで発達障害に気づかず、大人になってから判明した発達障害のことを一般的に大人の発達障害と言います。発達障害の種類には、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、LD(学習障害)などがあります。大人の発達障害の特徴は、知的おくれがなく、むしろ高学歴な人が多く、特定のことは優れた能力を発揮する一方で、ある分野では極端に苦手といった特徴が見られます。自分の発言で、なぜ相手が怒っているのかがわからないことや、一点集中の作業は得意だが、段取りがある作業は完成できないなどが挙げられます。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 大人の発達障害、大人ですので大変プライベートなことなのですが、質問を続けたいと思います。 実はなぜこの質問をしたのかと申しますと、私の周りに大人の発達障害じゃないかなという方がいます。ただ私、医者でも専門でもないですので断言はできませんが、ネットでいろいろ調べてみました。大人の発達障害の特徴として、同じ洋服を毎日着ける。同じ言葉を繰り返す。人と目を合わすことができない。きょどきょどと言うんですか、そういう行動をする等、先ほど部長の答弁でもありましたが、頭はいいんですが、やはり人と違う行動をする方がたくさんいます。私の知っているこの方は、運転も左にしか曲がれなくて、ドライバーなのですけれども、右に曲がれなくて、自宅に帰るのも遠回りで左、左に曲がって家に帰る現状があります。その家庭は、お母さんにそういった調べたことはありますかと聞いたら、うちの子は普通の子と違ってますからと、そういう感じで余りこの病気について深く考えていなかったものですから、ぜひ何かできるかなと思って取り上げております。よろしくお願いします。 続きまして、大人の発達障害の疑いがある人への行政ができる支援等があれば教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 発達障害の疑いがあり、生活上困りごとがある場合は、障がい福祉課内のうるま市障がい者等基幹相談支援センターや、市内4カ所にあります委託相談支援事業所窓口にて相談支援を行っております。発達障害かもと悩んだら、できるだけ専門の医療機関を受診することが大切です。大人の発達障害に対応している医療機関の情報提供も行っております。また発達障害と診断され必要性がある場合は、自立や就労支援等の障害福祉サービスが利用できます。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 今、答弁を聞いていろいろと支援があるのだなと確認できました。 最後に、大人の発達障害かもしれないと思ったら、まずはどこに相談すればいいですか。またその市民向けの周知方法もあれば伺います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 相談につきましては、先ほど申し上げましたうるま市障がい者等基幹相談支援センターや、市内4カ所にあります委託相談支援事業所、さらに沖縄中部療育医療センター内併設の沖縄県発達障がい者支援センターがじゅま~るがございます。また就労についての相談は、中部地区障害者就業・生活支援センターにじ等で御相談ください。 相談窓口の周知につきましては、市のホームページや窓口、イベント等でのチラシ配布やポスターの掲示等を行っております。また平成30年1月には、発達障害者の理解を深めてもらうことを目的に、「大人の発達障害~ライフステージに合わせた関りについて~」というテーマで市民講座を開催いたしました。講師は「うちの火星人」の著者である平岡禎之氏御夫妻で、妻と子供たちに発達障害があり、夫婦がこれまで歩んできた実体験をもとに御講演いただきました。大好評で、参加人数は188人でした。参加者からは、当事者の実体験には驚いた。もっと理解しながら当事者とかかわりたいなどの声が寄せられ、発達障害への理解を深める有意義な講演になりました。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、答弁ありがとうございます。1月の市民講座ですか、私も参加する予定だったのですけれども、県外視察に行っていまして、できなかったものですから今回確認もしています。もし資料等があれば、またいただけたら助かりますので、私もぜひ勉強させてください。よろしくお願いします。 最後です。8番目、スクールバスの安全対策についてであります。去る5月28日、神奈川県川崎市多摩区で起きたスクールバス襲撃事件、小学生ら19人が死傷した事件は、安全なはずのスクールバス乗車の待合場所という対策の盲点が浮き彫りになりました。二度とこのような事件を繰り返さぬよう万全な安全対策を考えてみたいと思います。現在、うるま市でもスクールバスで通園、通学する児童・生徒がいると思いますが、毎朝何人の生徒がスクールバスを利用していますか、聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 現在、登校時のスクールバスは、川崎幼稚園と川崎小学校、与那城幼稚園、そして彩橋幼、小、中学校の3カ所で運行しており、通園・通学する園児・児童・生徒数につきましては、川崎幼稚園7人、川崎小学校73人、与那城幼稚園9人、彩橋幼稚園7人、彩橋小学校40人、彩橋中学校8人となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 説明ありがとうございました。 今、足し算してみたら144人になるのかな。144人の児童・生徒が毎日バスを利用していると伺いました。ではバス乗り場は何カ所あり、朝は何便のバスが運行しておりますか、伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 バス乗り場につきましては、川崎幼稚園・小学校は1カ所で、朝2便の運行。与那城幼稚園は乗り場が16カ所で朝1便。また彩橋幼、小、中学校につきましては、朝は1便のみの運行で、乗り場につきましては伊計線1カ所、宮城線2カ所、桃原線1カ所、浜線1カ所、比嘉線2カ所となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 今の部長の答弁で、たくさんの乗り場があることが確認できました。質問を続けたいと思います。 先ほどの神奈川県の事件は、保護者も教員も一緒にバスを待つ中で起きた事件でありましたが、うるま市の現状はどうでしょうか。バスが到着するまでの間、子供たちの安全確保は大丈夫でしょうか。うるま市教育委員会の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では子供たちの安全確保について、スクールバスのルート確認や学校、スクールバス運営委託業者への注意喚起などを行ってまいりましたが、神奈川県川崎市での児童殺傷事件を受け、速やかにうるま警察署との情報共有や、青色回転灯装備車でのスクールバス停留所等の登下校時の巡回に取り組んでおります。教育委員会としましては、5月に行われました市民協働学校推進協議会において、子供たちの安全確保を共通テーマとして協議しているところでありまして、今後は各学校の学校運営協議会で地域ぐるみでの防犯意識を高く保つよう地域における連携の強化、地域の連携の場の構築などの取り組みを支援していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 先ほどから申していますが、安全対策のためのバスの運行で起きた事件であります。絶対に二度とそのようなことがあっては、私はいけないと思っております。部長の答弁でありました地域ぐるみ、防犯の意識を高く保つという言葉に私も賛同しておりますので、ぜひみんなでうるま市の子供を守っていけたらいいのかなと思っております。 それでは最後の質問です。今後、保安員を乗車させたり、パトロール車を巡回させたりと安全確保の考え方をいま一度確認させてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 保安員の配置につきましては、与那城幼稚園スクールバスについては乗り場が16カ所と多いため、登園時は保安員を乗車させております。また下校時は、幼稚園教諭を乗車させた上で、保護者への直接の引き渡しを条件とするなど、安全確保に努めております。彩橋幼稚園についても、下校時は幼稚園教諭がスクールバスに乗車し、安全面に配慮しております。川崎幼稚園につきましては、今年度は下校時の園児の利用はありませんが、利用がある場合は他の2園と同様の対応となります。川崎幼稚園・小学校のスクールバス停留所においては、登校支援を昆布自治会やPTAの方々が行っておりまして、下校時は老人会の方々が見守り支援を行っております。教育委員会としましては、地域ぐるみで子供たちの安全対策に取り組んでいることに対しまして、大変感謝をしているところでございます。またパトロール車については、さきに答弁しましたとおり青色回転灯装備車で、スクールバス停留所等の登下校時の巡回に取り組んでおりますが、地域によりましては見守り体制が十分ではないところもあるため、教育委員会としましては、うるま警察署へスクールバスルートの登下校時のパトロール依頼をし、情報の共有、連携の強化を図っているところでございます。安全確保につきましては、学校単位の市民協働学校の学校運営協議会の中で、地域ぐるみで子供たちの安全を確保するための体制を構築するよう推進していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉 法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、ありがとうございます。 私、なぜこのような質問をしたかといいますと、神奈川県の事件の後、もちろん次の日もしかりなのですけれども、1週間、10日ぐらいは青色回転灯装備車や警察車両もたくさん巡回していました。しかし事件が、日がたつにつれて、それが全く見えない現状にあるんですよ。おっしゃるように、自治会やPTAの方々にお願いして、乗車する際にお願いしているとあったんですけれども、やはり今共働き世帯、片親世帯が多い中、なかなか子供が乗るまで一緒にいるというのも厳しいのかなと思っております。もう一度言います。安全であるはずのバスの登校、待合所で絶対に事件が起きてはいけないと皆さんも思っていると思いますけれども、二度とこのようなことがあってはいけないので、ぜひいま一度、事件が起きて時間がたっても、青色回転灯装備車も毎日回っているよとか、警察もずっと巡回して助かっているよという声が多く聞こえるように、部長のほうからもぜひもう一度確認のほうをよろしくお願いしたいと思います。私は、もちろん地域の子供たちを守るのはできますけれども、私の見えないところはできませんので、ぜひみんなでうるま市の子供の安全を守れたらいいのかなという思いで今回取り上げております。よろしくお願いします。 今回、8項目について質問してまいりましたが、執行部の皆様方の誠意ある答弁、誠にありがとうございました。沖縄は梅雨が明けます。梅雨が明けますます暑くなります。皆様方にとっても暑い夏がやってきます。体調を崩すことがないように心よりお祈り申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。また9月にお会いしましょう。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(14時27分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(14時42分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質問者、藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 皆さん、こんにちは。本日最後の一般質問者、新政・公明会派藏根です。眠りたい時間だとは思いますが、先輩議員の皆さん、執行部の皆さん、よろしくお願いいたします。今回、通告5点あります。議長の許可を得ましたので、早速始めたいと思います。 まず1つ目、貧困対策支援についてです。貧困対策については、国も法律を改正し重要な課題として取り上げています。本市でも、県内初となる貧困対策支援の一環として開設した第三の居場所が昨年の8月から運営が行われています。現在の入居者数や、どのような活動をしているか現状を伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 議員から御質問の第三の居場所とは、公益財団法人日本財団が、同財団の子供の貧困対策事業として進めている事業であり、地域の子供たちのもう一つの家として、全国で整備を行っております。この事業では、日本財団がNPO法人等の法人に助成金を交付し、法人が運営を行います。うるま市では、平成30年8月にうるま市の石川地域に1カ所目の居場所が開設され、平成31年3月にはうるま市の田場地域に2カ所目の居場所が開設されており、既に子供たちの受け入れを行っております。利用人数は、現在石川地域が12人、田場地域が11人となっております。第三の居場所では、各法人のスタッフが配置され、基本的には学校の終了後に受け入れを開始し、学習支援、生活面の支援を行っております。第三の居場所の特徴としては、居場所を利用する保護者が希望すれば食事の提供、入浴、そして最長21時まで利用することが可能となっております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) この事業は、将来の自立に必要な力を伸ばし、貧困の連鎖を断ち切るよう目指して運営を行っているということで、実際に施設も見学し、話も聞きに行きました。子供や保護者にとってはいい取り組みがなされていることを実感いたしました。お聞きします。日本財団の支援期間は3年です。4年目以降は行政として支援体制をどのように考えているかお伺いします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 4年目以降の第三の居場所の運営につきましては、事業を放課後児童健全育成事業に切りかえて運営を継続することを基本と考えております。市といたしましては、日本財団と同水準の運営費を維持することは困難と考えており、放課後児童健全育成事業以外にも、内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業が継続されているのであれば、当該補助金の活用も検討したいと考えております。また4年目以降も事業を継続するに当たっては、この3年間の成果を検証、確認することが重要と考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 4年目以降もいろいろな事業と重ねて継続していただきたいと思います。子供の将来が、その生まれ育った環境によって左右されることのないように、市としても支援体制をよろしくお願いいたします。 また子供の貧困対策に関する計画策定は、現在都道府県に努力義務があるが、今後は市町村にも努力義務とすることが言われています。本市では、子供の貧困対策に関する計画策定は進んでいるか伺います。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 本市では、子供の貧困対策に関する個別計画はまだ策定しておりません。子どもの貧困対策の推進に関する法律第9条において、「都道府県は、大綱を勘案して、当該都道府県における子どもの貧困対策についての計画を定めるよう努めるものとする」と規定されており、計画の策定は現時点では都道府県の努力義務とされております。しかし子供の貧困対策を継続かつ効果的に実施するために、計画の策定については今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 貧困対策については、これからも重要な課題になってくると思います。また県民意識調査によると、県が重点的に取り組むべき施策として子供の貧困対策の推進が1位となり、県民も貧困対策に大きな関心を寄せています。これは本市でも同じことだと思います。また県が小学5年生、中学2年生を対象とした理想的な学歴と現実的な学力でも、貧困層と非貧困層でも進学への考えも大きな差が出たようです。大学に進学したいが、現実的には厳しいと思っている貧困層が多いということもあります。家庭の経済状況で子供の能力が損なわれないよう、うるま市の行政も支援、そして力をお貸しください。今後も貧困対策について検証しながら、ぜひ支援をよろしくお願いいたします。 続いて2番目の質問にまいります。障害者差別解消法については、きのう同じ会派の喜屋武力議員からありました、障害者差別解消支援地域協議会の設置についてです。本当に全く同じ質問でしたので、ここでは答弁は求めません。きのうの答弁で理解をいたしました。しかしですね、一つ私からは、やはり何かあってから設置対応するのではなく、うるま市はすぐ対応できる体制の整備を早目によろしくお願いいたします。 続いて3番目の質問に行きます。海の駅あやはし館について質問いたします。私は、海の駅あやはし館をほぼ毎日最低2回眺めていますが、立ち寄ることがなくなりました。その理由としては、以前よりもイベントの開催がされていないのではないかと思っています。そこで昨年のイベント広場の使用状況について伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 海の駅あやはし館のイベント広場の昨年度の使用状況につきましては、指定管理者の自主事業によるイベント広場を活用した取り組みは開催されておりません。共催イベントといたしまして、株式会社エイチ・アイ・エス沖縄及びうるま市観光物産協会と一緒に実施いたしました星空見学ツアー、うるま市出身アーティストHYによるイベント、うるま市物産展などの使用がございました。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 指定管理者の自主事業は行われていないということで、共催は幾つか行われています。これはやはり観光目的で行われているものが多いかなと思います。身近な地域の人々が立ち寄れるイベントが開催されていないような気がします。以前は、エイサーやハーリー大会、魚のつかみどりなど、身近な地域の人々が参加できるイベントがたくさんありました。身近な地域の人々が海の駅あやはし館に立ち寄る機会が少なくなっていることも、入客数に大きく影響していると考えています。 再質問です。平成28年度に実施したプレゼンテーションに伴う指定管理者申請書において、平成30年度の自主事業計画はどのようなものか伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 平成28年8月15日付で提出されております平成30年度の自主事業計画といたしましては、あやはし館日曜市、うるま市学生向けイベント、市産品フードコート設置、観光ブライダルフォト事業、バーベキュー、島嶼5島物産フェスタなどの事業計画が提案されております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 計画では、地域の活性化への取り組みが明記されてはいるものの、開催されていない実態があるように思われます。地域の人々が参加できるイベントを開催することによって、地域の活性化を図り観光客の集客にもつながると思われますので、ぜひとも地域とも連携を図りイベントを開催することを期待しますが、その見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 議員から御提案のとおり地域の活性化は、あやはし館の設置目的でもありますので、過去に行われていましたエイサー、あやはし館まつり、ちびっこのど自慢など、地域と連携したイベントの開催をふやしていくよう指定管理者と調整を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) ぜひ身近な地域の人々が立ち寄れるようなイベントを開催し、地域の活性化や海の駅あやはし館の発展のために、ぜひよろしくお願いいたします。 もう一つ質問です。あやはし館2階にあります海の文化資料館での地域の自治会と連携したイベントの開催や、市内小・中学校と連携したイベントは開催されているか伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 あやはし館2階にあります海の文化資料館では、地域と連携した催し物等につきましては、去る5月26日に放映されたダイドードリンコスペシャル「日本の祭り」として、平安座島のサングヮチャー行事に関する資料提供及び取材協力を平安座自治会と行っております。またかつて製塩が行われていた塩屋自治会から資料収集を行い、平成30年7月から9月に行ったミニ展示会、うるま市の塩展を開催しております。市内小・中学校と連携したイベントにつきましては、総合的な学習の時間の利用者が9小学校598人、船の模型づくり親子体験教室、野外講座干潟の散策などの講座に128人の親子が参加しております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
    ◆3番(藏根武議員) 2階の海の文化資料館に関しては、いろいろなイベントで親子連れも参加しているということです。もっとイベント広場もそうですが、ぜひ海の駅あやはし館を活用し、またボランティア活動を募る際も、やはり利用していたということで、子供たちも、また地域の人々も参加しやすいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 そしてもう一つ質問です。あやはし館近くの風力発電についてです。稼働しているときには、子供といつも「きょうも回っているね」という会話がありましたが、ここ最近は稼働していない状況があります。いつも「きょうも動いていないね」という会話がずっと続いていますが、2基の風力発電について稼働の予定はありますか。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 風力発電施設につきましては、平成26年度に海中道路ライトアップ観光景観形成事業によりライトアップへの電力供給を行うために整備をいたしておりました。現在、プロペラ部分の、これはブレードと申しますけれども、ブレード部分の落下による安全点検を行っていることから、平成31年3月から稼働を停止しております。稼働停止に至る経過を御説明いたしますと、海中道路ロードパークを管理する市観光物産協会から、風力発電施設のブレード部分が落下したとの一報があり、市観光物産協会職員と本市の観光振興課の職員がブレードの回収、風力発電施設2基の停止を行いました。ブレード落下の原因を究明するため、保守点検委託業者及び開発メーカーに調査を依頼したところ、360度海に囲まれた過酷な条件下の設置環境で稼働する中で、ブレードと本体の取りつけ部分において想定以上にさびと塩分の影響が、接着剤に影響を与えたことと、台風等により強風を受け続けたことが要因となり、ブレードの落下に至ったとの報告を受けております。ブレードを新品に交換し、再設置は可能とのことでありますけれども、再設置後の保証の問題や、もう1基の発電施設の接着部分の劣化状況など、さらなるメーカーとの協議が必要であると考えております。また本施設は観光客を初め多くの方々が利用し、隣接する県道伊計平良川線においても車の往来も頻繁にあることから、再設置には慎重に判断し対応してまいりたいと考えております。特にメーカー側のいろいろな報告書がたくさんございますが、我々もこれに十分に理解したとは思っておりません。特に疑義があってですね、その辺を一つ一つ今究明しているというところでございます。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) ブレードが落下したとのことですが、今回は事故につながらなかったことが何よりもの救いだと考えています。自分の車にブレード、プロペラが落下することを想像したら怖い、恐ろしいものがあります。設置から四、五年でこのような状況があったということは、部長からの答弁もありましたように、しっかりとメーカー側とお話をして原因究明に努めてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 続いてであります。教育行政についてです。昨年12月定例会でも一般質問をしました。校務支援システムについてです。昨年度、公立小・中学校に導入された校務支援システムTe-comp@ssとも言いますが、この校務支援システムの導入の目的をもう一度お伺いします。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 文部科学省は、児童・生徒の個人情報の保護、成績処理、出欠管理のほか、健康診断表などの機能を備えた統合型校務支援システムの導入に向け、教育委員会に対し整備計画の推進を提言しております。本市におきましても教職員の校務の効率化を図ることを目的に導入しております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 校務支援システムの目的は、学校の情報セキュリティーの確保と教職員の校務の効率化だと思います。情報セキュリティーに関しては、教育委員会でしっかりと管理しているので問題ないと思いますが、しかし教職員の校務の効率化ですね、ここが問題です。もう一度質問します。初年度はどのぐらい目的を達成できたと認識しておりますか。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 校務支援システムにつきましては、児童・生徒の個人情報を扱うことから、情報セキュリティーの確保が絶対条件となります。本市の校務支援システムにおきましては、USBキーによる二要素認証によりセキュリティーを強化していることから、情報セキュリティーの確保は十分であると考えております。 しかし導入初期のデータ入力に時間を要したことや、先生方が操作にふなれな面もあることから、業務の効率化という目的に関しては、まだ目標達成という実感には至っておりません。なおうるま市では出席簿、指導要録、小学校においてはよいこのあゆみ、中学校では通知表、高校入試に必要な調査書を統一して作成できていることから、今後は先生方の業務改善につながるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 先生方の操作のふなれもあって、まだ校務の軽減に至っていないということで教育委員会も認識しているのかなと思います。しかしながら初年度だから操作にふなれがあって仕方がないではなくて、初年度だからこそ慎重に検証し導入するべきだったと思います。 実際に私のところに先生方の声が聞こえてきました。教育委員会もいろいろと先生方から、そして現場からの声があったと思います。先生方のお声です。「通信速度が遅く、手書きのほうがいい」という声がありました。またアナログに戻るのかと。「使い方がわからず困っているのに対応が遅い」と。担任の先生方は、夜遅くまで学校に残って作業をしていたということもあったそうです。いろいろとほかにもあります。本当に耳が痛いような声がありましたが、ここではあえて言いません。そういった先生方のお声をアンケートとして聞いたか、現場の声をお聞きしたか伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会としましては、教職員のそのような声を伺っておりましたので、6月の校長会にアンケート実施について提案してございます。そこでその項目について、校長先生方からの御意見を参考にしながら、1学期終了後の7月19日から、Te-comp@ssを活用して市内小・中学校の全教諭を対象にアンケートを実施する予定となっております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 昨年の12月定例会のときにも、初年度ということもあり、アンケートを早目に実施し対応をお願いしましたが、これからアンケートを実施するということなので、早目にぜひ先生方の校務の軽減等を行っていただきたいと思います。今年度、いろいろと現場の声を聞いたということもありましたが、校務支援システムの改善等はあるか伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 今年度は、昨年度の改善要望を受け、平成30年度と比べ出席簿、成績処理の内容など11カ所で改善を図っております。一番の課題となっている処理スピードにつきましては、担当業者や各学校を巡回しているICT支援員等とともに原因を分析し、対応をしております。今後はアンケートの結果を踏まえ、本市のシステムの課題について改善に努め、教職員の校務の効率化が実現できるように努めてまいります。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 早目の対策、ぜひよろしくお願いします。 文部科学省が推進した校務支援システムは、私もどのようなものか確認いたしました。出席簿や週案、時数管理、名簿管理、成績管理、出席簿、保健関係、身体力テストを一つに管理したり、児童・生徒の名前を入力すると全ての帳簿にリンクされているため、1回の入力で済むので効率が上がるなど。とてもいいシステムを導入したと思っています。しかし先生方への周知の方法や通信の速度の遅さなどもあり、教職員の校務の効率化にはつながっていない実態がありますので、ぜひ早目の対策よろしくお願いします。この校務支援システムは、教職員の膨大な校務の負担を軽減し、子供たちへ向き合う時間を創出することも一つの手段と思います。先生方が子供と接することが多くなれば、相談や悩みを聞く時間がふえ、いじめや不登校などの問題も減少すると思います。早目に現場の声を聞いて、早目の対応、解決をよろしくお願いいたします。 教育行政について、もう一つお伺いします。彩橋小・中学校へのエレベーターの設置について伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) 彩橋小・中学校エレベーター設置についてお答えいたします。 彩橋小・中学校の現状につきましては、エレベーター設置のための空間は確保されているもののエレベーター機器本体は設置されておりません。エレベーター機器本体の設置につきましては、学校現場の確認及び学校側からの現状報告、必要性について聞き取りを行い、設置が必要かどうか検討していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 彩橋小・中学校は、統廃合される前は平安座小・中学校として旧与那城町時代に建設され、そのときにエレベーターが設置できる設計をされていますが、エレベーターがありません。なぜ今この質問をしたかと言うと、私は平安座小・中学校時代に1年、そして彩橋小・中学校となり3年、合計4年間勤めてまいりました。そのとき給食を運ぶ際、小学校1年生から6年生まで、2階まで運んでいるのを見ています。給食をこぼすこともありました。最近も転んで給食をこぼしたと聞きました。本当に大きなけが、そしてやけどが今までなかったのが不思議なぐらいかなと思っています。また学級によっては準備が遅い場合、本当に食べる時間が少なくて給食を残して終わるだとか、そういった状況もありました。食育の面からもエレベーターの設置は必要ではないかと考えています。安全面、食育を考え、学校側の現状を聞き、エレベーターの設置をよろしくお願いします。また二、三年後は私の子供も彩橋小学校に入学する予定です。保護者の立場からも、エレベーターの設置を希望しますのでよろしくお願いいたします。 最後の質問になります。島嶼地域の活性化についてです。まず初めに、このしましま通信という、こどもしまみらい会議というのを執行部の皆さんはごらんになったと思います。紙1枚ではありますが、この中には子供たちの思いが詰まったいろいろな要望が含まれております。例えば公園をふやしてほしいとか、公民館が新しくなったらなとか、空き家ばかりで誰もいないと、人がたくさん引っ越して来てほしいだとか、道路を広くしてほしいだとか、自然を大切にしてほしい、草を刈ってほしい、塾があるといいというような、いろいろな希望が子供たちの声としてこの1枚に載っています。これを見たときに、早急にできることはやらないと地域の活性化にもつながらないし、人口減がますます進んでいくのではないかと思っています。子供たちが大きくなって、自分の子供を育てたい場合に環境が整っていなければ、いい環境に引っ越しすると、悪循環になりかねないのかなと思っていますので、この子供たちの声をぜひ聞いて、できることを早目に対応してもらいたいなと思います。それも含めて島嶼地域の活性化について質問いたします。 まず初めに公園の整備についてです。令和元年5月17日付、平安座自治会から平安座東・西公園の遊具整備について要請文書が提出されております。平安座区には平安座東公園、平安座西公園が設置されております。子供用遊具がかなり破損、故障が見られます。現在、両公園とも子供たちが遊ぶには危険性が高く、ほとんど利用できない状況にあります。また遊具等も少ないことから、ふやしてほしい旨の要望もございます。桃原公園はよく整備され、大人用遊具も整備されていることから、平安座区においても同様な整備、検討方を求める内容であります。当該平安座自治会要請の当局の考え、対応についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 現在、既存公園の遊具施設につきましては、平成24年度に策定をいたしました公園施設長寿命化計画に基づき、長寿命化対策支援事業において更新に取り組んでいるところであります。当該事業は、既存遊具施設の機能回復を目的としており、新たな遊具の設置は市単独費での対応となることから、新規整備は厳しいものと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 再質問です。 平安座西公園の既存の遊具で、コンクリート製擬木の複合遊具がありますが、コンクリートの部分的〓離等があり、修繕または補修対策が必要と思いますが、当局の計画をお伺いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の複合遊具につきましては、公園施設長寿命化計画による遊具の更新予定はございませんが、平成30年度に実施いたしました都市公園等遊具定期点検において、修繕の必要な劣化がある状況との結果が出ております。今後の補修や修繕につきましては、市単独費での対応となることから、各公園の遊具の補修、修繕計画や関係部署との調整を要しますが、御質問のとおり修繕を要する状況にございますので、早期に対応したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) ぜひ早期の対応をよろしくお願いします。平安座の東・西公園両方から、本当に子供の声が残念ながら聞こえなくなっています。早目の対応方お願いいたします。 続きまして空き家対策についてです。自治会と連携をしているかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の自治会との連携につきましては、事務委託連絡会議において空き家の情報提供を求めており、随時受け付けております。本年4月5日の同会議においては、各地域自治会内の危険空き家情報提供の協力依頼として、危険空き家に関するアンケートをお願いいたしました。アンケートの内容といたしましては、1.自治会内に危険な空き家がありますか。2.自治会内に適正な管理がなされていない空き家がありますか。3.自治会内に空き家に関する苦情、相談がありますかといった内容により、自治会との連携と情報収集に努めているところであります。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 再質問です。 現在、自治会、市民からの空き家の情報が市に寄せられた場合、市はどのような対応を行っているかお伺いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 市に寄せられました情報につきましては、市維持管理課市営住宅係で受け付けた後、建物や所有者に関する情報の収集や現場の確認をいたします。空き家の現状を確認後、その状態や問題点に該当する部署へ情報を通知し、担当課において個別指導などを行い、改善を促すこととしております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 自治会と連携しながら、ぜひ空き家対策、自治会のほうも空き家の地主と相談されているようですが、やはり相談しても平行線のまま空き家が取り残されているという現状もあります。ぜひ市も一緒に自治会と協力していただくよう、よろしくお願いいたします。 それでは最後の質問になります。島嶼地域には、最近飲食店や雑貨、平安座において本当に最近すばらしいお店が多数出てきました。そういったお店に関して、広報紙に掲載できないかお伺いします。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(仲本昭信) 広報紙への各店舗情報の掲載につきましては、基本的に公共性、公益性の観点から難しい点がございますが、経済部が発行しておりますフリーペーパー、うるま市ドライブガイド等で紹介された内容については、経済振興の一環として市民に広く周知するため、特集記事として取り上げ、その中で島嶼地域の店舗等も掲載してまいりました。議員から御提案の島嶼地域の各店舗を取り上げることにつきましては、今後も島嶼地域全体の活性化の一環としてお伝えをしていきたいと考えております。 仲本辰雄議員の人口減少時代における関係人口についての一般質問の中でもお答えをさせていただきましたが、島嶼地域及び津堅島の活性化に向けては、庁内を横断した推進会議を設置していく予定ですので、その会議の中で島嶼地域の店舗等、地域資源の情報発信等も検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 藏根 武議員。 ◆3番(藏根武議員) 島嶼地域の活性化ですね、やはり過疎化が進んでいってどんどん人がいなくなっている現状があります。地域も一生懸命頑張っています。市としても、ぜひ島嶼地域の活性化に向けて御尽力いただくようよろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 以上で本日の日程は終了しました。次回は、あす午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会します。  散 会(15時22分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和元年7月2日    うるま市議会     議   長  幸 地 政 和      9番議員  平 良 榮 順     10番議員  伊 波 良 明...