令和元年6月第133回定例会 第133回うるま市議会(定例会)会議録 (8日目) 令和元年7月2日(火) (午前10時01分 開議)出席議員(30名) 1番 仲 本 辰 雄 議員 16番 国 吉 亮 議員 2番 真栄城 隆 議員 17番 仲 程 孝 議員 3番 藏 根 武 議員 18番 又 吉 法 尚 議員 4番 伊 盛 サチ子 議員 19番 下 門 勝 議員 5番 金 城 加奈栄 議員 20番 喜屋武 力 議員 6番 荻 堂 盛 仁 議員 21番 大 屋 政 善 議員 7番 兼 本 光 治 議員 22番 幸 地 政 和 議員 8番 佐久田 悟 議員 23番 中 村 正 人 議員 9番 平 良 榮 順 議員 24番 大 城 直 議員 10番 伊 波 良 明 議員 25番 松 田 久 男 議員 11番 天 願 久 史 議員 26番 德 田 政 信 議員 12番 國 場 正 剛 議員 27番 名嘉眞 宜 德 議員 13番 幸 喜 勇 議員 28番 宮 城 一 寿 議員 14番 比 嘉 直 人 議員 29番 東 浜 光 雄 議員 15番 伊 波 洋 議員 30番 宮 里 朝 盛
議員欠席議員(なし)説明のための出席者 市長 島 袋 俊 夫 こども部長 金 城 妙 子 副市長 上 間 秀 二 市民部長 平 良 一 雄 教育長 嘉手苅 弘 美 経済部長 佐久川 篤 企画部長 仲 本 昭 信
都市建設部長 目取真 康 史 総務部長 宮 城 為 治
都市建設部参事 浜 田 宗 賢 福祉部長 当 間 重 俊 水道部長 儀 保 一 盛 消防長 諸見里 朝 弘 会計管理者 安慶名 優 子 教育部長 赤 嶺 勝 警防課長 渡具知 政 治 指導部長 盛小根
完事務局出席者 議会事務局長 長 嶺 斉 副主幹兼 兼 城 智 治 議事係長 議事課長 新 垣 哲 調査広報係 森 根 元 気 主任主事 副主幹兼 金 城 彰 悟
議事係主任主事 伊 波 信 也
調査広報係長議事日程第8号 第1.
会議録署名議員の指名 第2.
一般質問会議に付した事件 議事日程に同じ
○議長(幸地政和) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第8号のとおりです。
△日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、
平良榮順議員、
伊波良明議員を指名します。 休憩します。 休 憩(10時02分) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(10時03分)
○議長(幸地政和) 再開します。
△日程第2.これより一般質問を行います。 発言時間は、当局答弁を含まず30分以内です。通告がありますので、順次発言を許します。大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可を得ましたので一般質問を行います。 まず初めに、
シヌグ堂周辺整備計画について伺います。平成29年8月に、宮城島4区長の連名で市に対し「
県道伊計平良川線(宮城島区間)」の整備に関連する要請書が提出されております。要請書の内容は、シヌグ堂に隣接する県道整備に合わせて、
シヌグ堂周辺を
ロードパークとして整備することや、かつて現地に存在していた「
ウフドーマーチ」の再現などに関する要請となっています。この要請を受けて、市は昨年度の予算で「
シヌグ堂周辺景観資源活用調査」を実施しておりますが、この調査に関連して質問します。1点目に、調査の目的と概要についてお聞かせください。
○議長(幸地政和)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(浜田宗賢) おはようございます。それではお答えいたします。 本調査業務は、沖縄県が整備を予定している
県道伊計平良川線が
シヌグ堂遺跡周辺広場近くを通ることから、
シヌグ堂周辺の観光拠点化を図り、また景観眺望点としてさらなる景観資源の利活用を推進していくため、ドライブやサイクリングなどで利用する
ロードパークや地域の憩いの場として活用できるような整備内容等の検討を行っております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁は、シヌグ堂の周辺調査に基づき、景観資源の利活用の推進や地域の憩いの場として活用できるよう整備内容を検討しているとのことであります。 それでは2点目に質問いたします。現段階で想定しているのは、具体的にどのような整備計画なのか。その内容、規模等について。また、計画の実施に当たりどのような課題、問題点があるかをお聞かせ願います。
○議長(幸地政和)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 当整備計画は、
住民ワークショップにおいて提案された意見内容をもとに、5つの基本方針を設定しその基本方針を踏まえ、自然・文化・歴史ふれいあいゾーン、住民・
観光客サポートゾーン、
ウフドーマーチの再現、遊歩道で
アクセスネットワークづくりの4つのゾーニングを設定し、基本計画図を策定しております。整備計画の規模としましては、
シヌグ堂遺跡周辺広場と想定される県道整備の範囲内において計画しております。計画を実施するに当たり課題といたしましては、
県道伊計平良川線の計画位置が確定していないことから、
当該整備計画の範囲も同様に確定できていないことが挙げられます。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁によれば、最も大きな課題としては
県道伊計平良川線の計画が、まだ確定していないことから、本市の整備計画の範囲も確定できない状況であるとのことであります。確かにここ数年、
県道伊計平良川線の進捗状況は、足踏み状態のような気がしておりますが、本市の
整備計画策定の前提となる県道整備でありますので、県とよく調整、協議の上、早期に本市の整備計画が実現できるよう頑張っていただきたいと思います。 次に3点目の質問に移ります。前回の一般質問で、
シヌグ堂遺跡の文化財指定、整備に向けて地元の理解を得ながら、指定同意に向けて取り組んでいくとの答弁がありました。その取り組みの感触として、指定の可能性及び指定までにどの程度の時間がかかると見ているのかお聞かせ願います。
○議長(幸地政和) 教育部長。
◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。
シヌグ堂遺跡につきましては、
前回大屋議員に答弁申し上げましたように、宮城島
シヌグ堂遺跡は出土品や遺跡の立地等で、伊計島にあります仲原遺跡と共通した特徴が見られます。出土品の量や住居を構成する集落跡として、
シヌグ堂遺跡では集落の規模、出土品の量から見ましても、仲原遺跡を上回るものだと考えています。そのため文化庁や沖縄
県教育委員会も
シヌグ堂遺跡については、国指定史跡として値する要素は十分に備えていると考えております。 また指定範囲につきましても、昭和57年度と昭和58年度の2年間、沖縄
県教育委員会によって発掘調査が行われ、良好な状態で確認ができた集落跡や
シヌグ堂バンタを含む一帯とするのか、貴重な資料が多く出土する崖下の貝塚を含めるのかなど、有識者から意見の収集が必要であります。
シヌグ堂遺跡の文化財指定につきましては、前回も申し上げましたが、地域の理解と協力が不可欠となります。
教育委員会としましては、沖縄県とも協力して地域に対し指定に向けた理解を得ていきたいと考えておりますので、今しばらくのお時間を頂戴したいと考えております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁は、
シヌグ堂遺跡について、文化庁や
県教育委員会も国指定史跡に値する要素を十分備えているとの認識を持っているとの答弁であったと受けとめております。今後の国指定史跡の実現に向け、大いに期待しておりますので頑張っていただきたいと思います。この件については、これで終わります。 次に、4点目に移ります。
県道伊計平良川線の道路用地とシヌグ堂前の道路に挟まれた区域は、
上原土地改良区となっているが、そこを公園として整備することに問題はないかお尋ねします。
○議長(幸地政和)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 当該区域は、土地改良や
かんがい排水事業で整備された農用地となっております。整備に当たっては農用地から除外する必要がございますが、今後は具体的な計画を持って関係部署との協議が必要となっていきます。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁は、公園整備に係る農用地については、農用地から除外する必要があり関係部署との協議が必要であるとのことでありますので、
県道伊計平良川線の進捗状況に合わせて、可能な限り
公園整備事業も並行して進めていけるよう農用地の除外について関係部署との調整、協議がスムーズに進むよう頑張っていただきたいと思います。 次に、5点目に入ります。
シヌグ堂の前を通り、右折して上原集落に下り始め部分の歩道は、島ではインチャと呼ばれております。またシヌグ堂隣にある市水道局の水タンクの横から、上原集落に下っていく100メートル余りの石積みの歩道はハシンツ(
イシクビリ道)と呼ばれ、昔ながらの風景が残っております。このような場所も、
シヌグ堂周辺の観光資源として保全を図る必要があると思うが、市の見解をお聞かせください。
○議長(幸地政和)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 議員から御案内のように、上原集落へ下る車道はインチャと呼ばれ、昭和10年ごろ県からの補助金と字有地を売却して工事費を工面し、ダイナマイトを用いて2年余りをかけて開通した切り通しであります。ハシンツは100メートル余りの石段の
イシクビリ道で、大正期に岩の上に枯れた枝を置いて燃やし、岩をもろくして割り、切り開いたと言われている貴重な生活道路であったと認識をしております。
シヌグ堂周辺景観資源活用調査における
住民ワークショップにおいては、インチャ、ハシンツは地域の歴史を残す原風景であり、利活用を求める意見があったことから、保全についても整備計画の進捗に合わせ検討していくものと考えております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁で、インチャ、ハシンツについては、地域の歴史を残す原風景であり保全について検討するとの答弁がございましたので、ぜひ
シヌグ堂周辺景観資源活用調査の結果を最大限に生かす形で取り組んでいただきたいと思います。 次に、6点目に移ります。シヌグ堂前の県道の設計は終わっているのか。県道の位置が決まらないと
シヌグ堂周辺整備計画も立てられないのではないかと考えますが、御見解をお聞かせください。
○議長(幸地政和)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。
県道伊計平良川線の道路整備については、沖縄県
中部土木事務所へ確認したところ、今年度の事業は桃原橋工事の完了及び供用開始を予定していると伺っております。また現在作業を進めているシヌグ堂前を通る
池味桃原区間の一部見直しについては、本市の
自転車ネットワーク計画に合わせて必要な見直しを行う予定となっており、整備の方針等について本市と協議し、今年度において随時予算計上の上、設計業務を発注する予定であると伺っております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁では、県の見通しとしては、
県道伊計平良川線の池味から桃原間の一部見直し作業については、今年度中に予算を計上して設計委託を発注する予定であるとのことでありますので、早い時期での予算措置と設計委託、そして工事の着工を本市としても県に働きかけていただきたいと思いますので、その件については終わります。 次に、7点目について質問します。
シヌグ堂関連の最後の質問になりますが、これまで質問してきたように、これまで
シヌグ堂周辺の整備には、いろいろなことを整理しながら取り組んでいかなければならないと思っております。まず
伊計平良川線の道路設計の問題、
シヌグ堂遺跡の文化財指定の件、シヌグ堂を中心とした観光資源としての眺望景観への取り組みなどが挙げられますが、
シヌグ堂周辺整備計画の実施に当たって、市はどのように取り組んでいくのか、事業化までどのような流れを想定しているのかをお聞かせください。
○議長(幸地政和)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。
シヌグ堂遺跡周辺広場においては、毎年ゴールデンウイークの期間中に池味、宮城、上原、桃原の4自治会によるたかはなり市が開催されており、ことしも4月27日、28日の2日間、第10回目が開催され、地域の伝統芸能の披露や、地域で収穫された新鮮野菜の販売のほか、島のサトウキビを使った
黒糖づくり体験、宮城島
郷土誌研究会のガイドによる島めぐりなども行われ、子供からお年寄りまで幅広い世代の客が訪れ、にぎわったとお聞きしております。また当広場は貴重な眺望景観を有していることから、本市における重要な観光資源であると認識しており、地域活性化や観光振興を図る上でも、
シヌグ堂周辺整備の必要性を感じているところであります。周辺一帯は、
県道伊計平良川線の整備も予定されていることから、当該県道の整備に合わせて
シヌグ堂周辺整備の実施について、検討してまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ありがとうございます。
シヌグ堂周辺整備計画については、その前提として
県道伊計平良川線がどのような形で整備されるのかということにかかってくると思いますが、可能な限り県道整備と同時並行的に
シヌグ堂周辺整備計画が実施できるよう県との調整、協議に積極的に取り組んでいただきたいと思います。先ほども申し上げましたが、この
県道伊計平良川線、ここ数年足踏み状態のような感じがしております。今後もこのような状態が続くようであれば、時期を見て、ひとつ島袋市長のほうからも県にハッパをかけていただきたいと思っておりますが、まだその時期ではないようでありますので、今しばらく様子を見ていきたいと思います。この点については、これで終わります。答弁は要りません。 次に、大きな項目2、うるま
市立老人福祉センター(B型)東側のり面の崖崩れについてお伺いします。与那城上原のうるま
市立老人福祉センター(B型)東側の斜面が崩落し、1トン余りはあると思われる岩が
市道与那城30号線脇の
コンクリート擁壁の手前でとまっている状況について、市はどのように対応したのかお聞かせ願います。
○議長(幸地政和) 福祉部長。
◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 令和元年6月5日、
上原自治会会長から、うるま
市立老人福祉センター(B型)東側で、先日までの雨により建物敷地ののり面から大きな石が道路側まで転がっているとの連絡を受けました。現場確認をしたところ、のり面にある大きな岩石の一部から、崩れ落ちた大きな石が
市道与那城30号線の擁壁近くまで転がっておりました。またのり面にある大きな岩石についても、今後何らかの対策が必要である状態と確認しましたので、安全を考慮し、大きな石が転がっている範囲について
カラーコーンを設置し、通行どめをしております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁によれば、とりあえず安全確保の観点からのり面周辺の道路については、応急処置として
カラーコーンを設置して通行どめにしたとのことでありますが、崩落した岩の対応など、安全対策はどのようになっているのかお聞かせ願います。
○議長(幸地政和) 福祉部長。
◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 現場確認をした状況から、住民の安全を図ることが最重要であることから、関係部署と調整をし、安全対策の工事として
市道与那城30号線の擁壁近くの大きな石の除去と、大型土のうの設置による崩落防止を計画し、先月6月25日に工事を完了しております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁では、とりあえず石の撤去と道路へ被害が出ないよう応急処置は完了したとのことでありますが、これから
台風シーズンに向かいますが、応急処置だけで安全が図れるのか、今後の対応はどのように考えているのかお聞かせ願います。
○議長(幸地政和) 福祉部長。
◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 先ほどの工事は、安全を考慮した緊急的な対応となっておりますので、今後につきましては、そののり面の状況について専門業者による調査をした後、改めての対応となるものと考えております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) 今後の対応としては、専門業者による調査をして対応するとの答弁がありました。この
老人福祉センター(B型)周辺ののり面は、東側から西側に向けて市道30号線に沿う形となっております。今回の崩落の前には、西側ののり面が崩落し、当該区間が通行禁止となっております。この道路区間は、地域の方々の生活道路となっております。先ほど部長は、のり面の崩落について専門業者による調査を行い対応するとの答弁をしておりましたが、地元の要望としては、この
市道与那城30号線が通行禁止にならないように、市道を管理する担当部署とも協議、調整等を行った上で対応していただきたいということでありますので、ぜひその辺のことも踏まえて対応していただきたいと思います。この件については、答弁は要りません。終わります。 次に大きな項目3点目に入ります。
県道伊計平良川線に一部重なる宮城島地内のトンナハから与那城西原の市道路線について伺います。最後の項目となりますが、
県道伊計平良川線に一部重なる宮城島地内のトンナハから与那城西原の市道路線について伺います。当該道路は、崖側の道路面のアスファルトに多くの亀裂箇所がありますが、市は現状を把握しているか。また道路管理者に対し、対応等を求めたことがあるかお伺いします。
○議長(幸地政和)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の箇所における亀裂につきましては、
本市維持管理課や
防災基地渉外課のパトロール、また通行人からの情報等により、これまでにも何度か道路管理者である沖縄県
中部土木事務所へ報告し、補修された経緯がございます。現在、路肩の一部が崩落していることから注意喚起のため、路肩注意の看板が設置され、交通に支障を来している状況にあります。今後、市におきましても現況の路面状態や地すべりの兆候等に注視し、異変や対策を要する場合には沖縄県
中部土木事務所に対し、応急対策や必要な措置を講じるよう要請してまいります。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) 当該道路の管理者に対して、要請等は行っているとの答弁でありましたが、確かに当該道路の区間はのり面が多く、災害等が発生しやすい地形であることから、かなり高い確率で通行どめや交通規制が行われる道路区間であると思っております。そこで
万が一当該道路区間が通行できなくなった場合に備えて、その迂回路として
市道与那城33号線を使用するのが最も有効ではないかと考えております。
市道与那城33号線は、
伊計平良川線に接する道路でありますが、当該道路は未整備で路面状態も悪く、車の通行にも支障が出る道路状況であります。この
市道与那城33号線を整備して、
県道伊計平良川線の
当該道路区間で災害等が発生した場合の迂回路として使用することを含めて、早期の道路面整備をする必要があると思いますが、市の見解をお聞かせ願います。
○議長(幸地政和)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 議員から御指摘のとおり、不測の事態等により
県道伊計平良川線の通行が不能となった場合、
市道与那城33号線が迂回路として有効であるものと認識をしております。しかしながら道路の整備につきましては、各地域から多くの要請が出されている状況にあることから、緊急性や優先度、
地域バランスなど総合的に勘案し、市の財政状況なども考慮しながら整備計画を検討する必要があるものと考えております。
○議長(幸地政和) 大屋 政善議員。
◆21番(
大屋政善議員) ただいまの答弁は、道路整備に関して緊急性や優先順位を踏まえて整備計画を検討するとの答弁でありました。
県道伊計平良川線については、完成するまで今しばらく時間がかかると思いますが、先ほど申し上げた道路区間は、地形上の点から災害発生の確率がかなり高い区間であると考えておりますので、災害等が発生した場合の迂回路としても、またふだんの地域住民の利活用の面からも
市道与那城33号線については、ぜひとも整備する方向で検討していただくことを申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(幸地政和) 次の質問者、金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では皆さん、おはようございます。今回4項目通告しています。当局の皆さん、よろしくお願いいたします。 では、職員の雇用について。2020年度、
会計年度任用職員制度について質問させていただきます。2017年5月、
地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が成立いたしました。改正法は、2020年4月に、地方自治体で働く臨時・非常勤職員が、
会計年度任用職員制度に移行します。総務省は、制度導入に当たって、現時点においても地方自治体への財源手当てを明確にしていません。法改正により、
会計年度任用職員という最長1年の
短期契約公務員が法定化されることから、今後労働条件がどのように変化するのか不透明です。
市民サービスにかかわっている職員が、安心して働ける環境を整備するのは、本市の重要な責務ではないでしょうか。 2019年3月、非正規公務員の処遇改善についての報道がありました。嘱託職員から非正規職員でも育休が保障されるべきとの声があります。さらに保育士の臨時職員、幼稚園教諭の臨時職員が不足している等の声もあり、私が懸念することは、本市の職員として仕事を覚えたと思えば短期契約で終わってしまう。これでは本市としての人材育成が成り立たないのではないかと心配しています。では、お聞きします。制度移行への今後の対応について、どのようにお考えなのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 総務部長。
◎総務部長(宮城為治) お答えいたします。 現在の地方公務員の臨時・非常勤職員につきましては、
特別職非常勤職員、
臨時的任用職員の任用制度の趣旨に沿わない任用や採用方法が明確に定められておらず、任用の適正化が進まないこと。また期末手当等が支給できないといった勤務条件などが課題とされてきました。これらを踏まえ、2017年5月、
地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、
特別職非常勤職員及び
臨時的任用職員の任用条件が厳格化されるとともに、一般職の
会計年度任用職員制度が創設され、令和2年4月に全国一斉に制度が実施されることとなっております。本市におきましても、来たる9月定例会に関係する条例案を提案する予定で作業に取り組んでおりまして、令和2年度からの
会計年度任用職員制度の導入に向けて、各部署における業務内容及び事務量の整理を行い、将来にわたり安定的かつ継続的に
行政サービスが適正に提供できる組織体制や適正な正職員数を確保しつつ、さらなる行政運営の効率化と適切な定員管理について精査を行っているところでございます。
会計年度任用職員の採用人数につきましては、正職員と
会計年度任用職員の職員数の適正なバランスが重要であることから、人事担当、行政改革担当及び財政担当と連携して制度の構築を進めております。 金城議員が懸念されております
会計年度任用職員の任用期間につきましては、制度上、原則最長1年となりますが、勤務実績に基づく能力評価を行い、優秀な方につきましては再度の任用を行うことを検討しているところでございます。再度の任用の上限年数につきましては、国の指針に基づき近隣市町村との均衡を図りながら、関係部署などと協議、検討しているところでございます。 また非常勤職員の育児休業等につきましては、現在も育児休業や育児部分休業の取得が可能であり、
会計年度任用職員制度に移行しても同様に取得できるよう、検討しているところでございます。 また保育士臨時職員や幼稚園教諭臨時職員の不足に関しましては、その不足を解消するため制度移行後も、近隣市町村との均衡を図りながら、給与等の見直しも検討しながら必要な人材を確保できるよう努めてまいりたいと考えております。なお、
会計年度任用職員の勤務条件につきましては、国の指針に基づき近隣市町村と情報を共有しながら制度の整備に取り組んでいきたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 現在の臨時職員、嘱託職員の人数をお聞かせください。報酬や休暇制度について、他市町村との違いはあるのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 総務部長。
◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 ことし4月1日現在の臨時職員は261人、非常勤職員は603人となっております。給与、報酬額につきましては、職種によって他市町村と若干の違いはあるものの、おおむね均衡を保っているものと考えております。 また、休暇制度等につきましては、有給休暇、特別休暇、産前産後休暇、育児時間休暇、子の看護休暇、介護休暇等が取得可能でございまして、非常勤職員は正職員と同様、育児休業及び育児部分休業の取得も可能となっておりますので、他市町村との均衡はおおむね保たれているものと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 現在の正規職員の人数をお聞かせください。平成31年度うるま市臨時職・非常勤職員希望者受付募集案内が広報紙にも掲載されていましたが、特に気になるのは職種別で国家資格になる部分が臨時職、非常勤職になることや、保育士、幼稚園教諭の研修がある場合や、病気休暇の対応に必要な職員も必要になるのではないかと思われますが、この件についてもどのようにお考えなのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 総務部長。
◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 4月1日現在の正職員数は881人となっております。保育士、幼稚園教諭等専門職の正規職員配置につきましては、第2次定員適正化計画に基づき計画的な採用を行っていく予定であり、広報うるま7月号にも掲載しておりますが、今年度の採用試験においても専門職として保育士、幼稚園教諭職、社会福祉士職の採用試験を実施する予定となっております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 職種別で国家資格者についても手当、通勤手当等の処遇改善が必要ではないかと考えます。この件についても、検討していく考えはないのか伺いたいと思います。
○議長(幸地政和) 総務部長。
◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。
会計年度任用職員の給与、報酬等につきましては、職種別にその業務内容、資格の種類、地域の実情を考慮し、給与、報酬を決定していく予定となっております。また通勤手当やその他の手当につきましても国の指針、近隣市町村の状況を考慮し、処遇改善に努めてまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、質問させていただきます。 非常勤職員に期末手当等が支給できないといった勤務条件が課題とありました。国は、財源検討の実態調査を行うとされていますが、国に財源の確保を求めるべきと考えますが、見解をお聞かせください。
○議長(幸地政和) 総務部長。
◎総務部長(宮城為治) 再質問にお答えいたします。 平成30年5月に開催されました九州市長会総会におきまして、令和2年4月から
会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、増大する行政経費に関して、適切な財政措置が確実に実施されるよう国に要望を行うことを審議し、決議しております。その結果を踏まえ、同年6月に開催されました全国市長会総会において、九州支部から要望として提出し、総会でその旨が決議されました。また、ことし4月4日に開催されました沖縄県市長会総会において、再度「新たに制度化された
会計年度任用職員へ支給することになる期末手当等に、地方財政措置を講ずることについて」が提案され、決議されたところでございます。引き続き国に対しましては、必要な財政措置を求めていきたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 県内の市町村で、非常勤職員の働き方に関してのアンケート調査が、令和元年5月に行われています。その結果の内容が、「この仕事を選んだ理由」では、「土日が休み」、「資格や経験が生かせられる」など。「今の仕事や雇用条件にどんな不満があるのか」に対して、「賞与が少ない」、「退職金がない」、「給与が少ない」、「有期契約で将来が不安」。「非常勤職員にも有給で与えてほしいと思うもの」に対して、「夏季休暇」、「病気休暇」、「産前産後の子の看護休暇」との結果が出ております。ぜひ各所管の職員の処遇改善に向け、必要な財政規模を具体的に示し、国の責任で財源確保に努めてくださいますようお願いし、質問を終わります。ありがとうございます。 では、2番に移りたいと思います。環境問題について。有害物質の有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)について質問させていただきます。これまでの同僚議員からの質問と重なる部分もあると思いますが、よろしくお願いいたします。4月24日付の報道で、有害物質最高濃度PFOS、PFOAの問題について、県は23日、昨年12月からことし1月に実施した米軍基地周辺の水質調査で、普天間飛行場、比謝川、天願川の周辺の15地点から蓄積のある有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)が高濃度で検出されたとありました。本市として天願川からも検出とありました。では、県の調査結果はどのようになっているのか。人体にどのような影響があるのか、お聞かせください。
○議長(幸地政和) 市民部長。
◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市内河川における有機フッ素化合物濃度の状況につきましては、沖縄県が実施した平成30年度有機フッ素化合物環境中実態調査の冬季結果報告によりますと、平成30年12月に川崎川及び天願川で採取した5地点の水質調査を実施し、その結果、米国環境保護庁が設定した飲料水に関する生涯健康勧告値70ナノグラムパーリットルを超えて検出された地点が、2地点確認されたということでございます。 今回の調査における市内検査地点は、ルーシー川橋、御山ぬ川橋、天願橋上流接続水路の橋、天願橋、復興橋の5地点となっており、勧告値を超えて検出された地点は天願橋上流接続水路の橋、PFOS、PFOA合計値220ナノグラムパーリットル及び復興橋における合計値95ナノグラムパーリットルの2地点となっております。 人体への影響につきましては、県の調査報告等によりますと、1日当たり2リットルの飲料水を70年間飲んで化学物質に暴露されると仮定して算出されているPFOS、PFOA合わせて70ナノグラムパーリットルまでの濃度であれば、生涯70年間飲用し続けても健康への有害な影響は予期されないとされていることから、市民が河川水や湧き水等を直接飲用水として常用しないという前提のもと、現段階におきましては直ちに市民の健康へ与える影響はないものと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 天願川地域の地下水、農作物などの調査は行っているのか、その結果はどのようになっているのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 市民部長。
◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 河川及び地下水、農作物などの有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)に関する市独自での調査は行っておりませんが、今回の調査を実施した沖縄県の担当課に対して、うるま市内における調査の継続等について意見交換を行ったところであります。今後とも沖縄県と情報の共有を密にし、状況の把握に努めていきたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 再質問させていただきます。 今回の調査を実施した県に対して、調査の継続等について、地下水等の調査も行っていただきたいと思いますが、この件について回答はあったのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 市民部長。
◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 今回、調査の継続、調査ポイントの拡充について沖縄県と意見を交換させていただいたところでございますが、今後の方針につきましては、現段階で明確な回答は得ておりません。市といたしましては、今後とも県や関係機関等と連携し、状況の把握、検証に努めていくとともに、引き続き県との意見交換等を通し、調査の継続及び必要に応じた地下水等も含めた調査ポイントの拡充等について、検討をお願いしてまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では今回、県からの回答はなかったとのことでありますが、ぜひ原因を特定するためにも、地下水とポイントの拡張等について検討してくださいますよう要望いたします。 では、質問させていただきます。天願川付近には、野鳥の森自然公園もあります。生物の生きる場でもあり、このような環境汚染有害物質PFOS、PFOAが流れる最後には赤野漁港、金武湾の海へ流れてしまい、魚介類に影響が出ないか将来が心配です。今回の米軍嘉手納基地内、普天間飛行場周辺からの高濃度有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)問題については、水の安全を求めるママたちの会は、県企業局へ要請を行っており、新日本婦人の会沖縄県本部から、沖縄防衛局へ基地の立ち入り調査などを求めています。発がん性及び発育障害などを引き起こすおそれのある有害物質が含まれることに不安と憤りを感じているという声もあります。今回の環境問題について、当局としてどのように受けとめているのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 市民部長。
◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 PFOS、PFOA等の有機フッ素化合物は、いずれも分解性がほとんど見られないことによる生物への蓄積性などが問題視されておりますが、議員から御質問の海洋生物等についての影響につきましては資料がなく、市において現在検証に至っていないところとなっております。現在、国内においてPFOS、PFOA等の環境基準値は設定されておらず、令和元年6月17日付で沖縄県において、国内における環境基準等の設定等の有機フッ素化合物対策の実施について、岩屋防衛大臣宛てに要請文を提出したところとなっております。 うるま市といたしましては、今後とも県との連携をさらに強化し、規制の動向、有機フッ素化合物に係る新たな知見などの情報収集及び関連施策の検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 答弁の中で、資料がないとのことでありましたので、今後県と連携し情報収集に努めてくださいますようお願いします。では、次の質問に移りたいと思います。 では、3番に移ります。基地上空ドローン禁止改正について、小型無人機ドローンの飛行禁止区域について質問させていただきます。6月13日、小型無人機ドローンによる自衛隊施設や在日米軍基地上空の飛行禁止を盛り込んだ改正ドローン規制法がなされ、施設13カ所が発表とありました。本市ではキャンプ・コートニー、キャンプ・マクトリアス、陸上自衛隊勝連分屯地、海上自衛隊沖縄基地、ホワイト・ビーチ等を抱えておりますが、懸念されることは改正法で建設現場、火災や災害対策に影響が懸念されます。 さらに空の産業革命とも言われ、私も実際に2017年11月に沖縄県総合運動公園で行われましたおきなわ建設フェスタに行ってまいりました。その中で、子供たちにミニドローンの操作体験やシミュレーション体験など、子供たちが器用に操作できる体験をさせていただきました。5月のマスコミ報道でありましたうるま市役所周辺の飛行禁止区域イメージとありましたが、基地上空でドローンを飛ばすには司令官の同意、周辺や約300メートルでは司令官または地主の同意が文書で必要とあります。実際に、地主を探して同意を得るには時間と日数がかかり緊急の対応が簡単ではなく、学校行事や知る権利を奪うという声などもあります。 そこで伺います。1点目は飛行禁止区域について、市民にわかりやすく図で示す必要があると考えますが、御見解を伺います。2点目は、司令官に提出する同意申請手続の事務の流れについて。3点目に、通報対応について、全て市が行うのか。4点目に、飛行の禁止に関する法律に違反した場合、罰則規定があるのか。4点について伺いたいと思います。
○議長(幸地政和) 企画部長。
◎企画部長(仲本昭信) お答えいたします。 小型無人機等飛行禁止法に関する事務については、現在市の法定事務とはなっていないことから、防衛省のウエブサイトにある情報の範囲でお答えをさせていただきます。今回の改正法につきましては、令和元年6月13日、テロ対策強化を目的とした小型無人機等飛行禁止法等の一部を改正する法律が施行されたのを受け、防衛省は同法第6条に基づきドローンなどの小型無人機等の飛行が原則禁止される防衛施設関連施設として自衛隊施設13カ所の施設を指定したと発表しております。その内訳といたしましては、陸上自衛隊関連施設として東京都新宿区にある防衛省市ヶ谷庁舎のほか5施設、海上自衛隊施設として神奈川県横須賀市にある横須賀地方総監部船越庁舎ほか5施設、航空自衛隊施設として東京都府中市にある府中基地の13施設となっております。うるま市内の自衛隊施設や米軍施設については、現在指定したとの情報はございません。 まず御質問の1点目でございますが、飛行禁止区域を市民にわかりやすく図にあらわすことについては、国は対象施設の指定を行うに当たり飛行禁止区域の地図を作成し、インターネット等に公表するとしております。そのことにより飛行禁止エリアは事前に確認することが可能となると考えております。現在、防衛省のウエブサイト等によりますと、13施設の飛行禁止区域のエリアが確認可能となっております。 次に2点目の指定された13施設の上空及び周辺を飛行される場合の施設管理者等、司令官等の同意申請は、飛行を行う土日及び祝日を除く10日前までに対象防衛関係施設の管理者に同意に係る申請を行う必要があります。 3点目の飛行前の通報対応につきましては、飛行を行う48時間前までに、各都道府県の警察や管区海上保安本部に通報することになっております。通報対応につきましては、市が行うことはございません。 次に4点目でございますが、小型無人機等飛行禁止法に違反した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処するとされております。
○議長(幸地政和) 暫時休憩します。 休 憩(11時01分) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(11時16分)
○議長(幸地政和) 再開します。 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 再質問させていただきます。 改正法では、米軍基地の上空のほか、その周辺では約300メートルの範囲が飛行禁止区域になると聞くが、その区域にある建設現場や火災、災害の現場でドローンの飛行ができなくなるのかお伺いいたします。
○議長(幸地政和) 企画部長。
◎企画部長(仲本昭信) 小型無人機等飛行禁止法には、例外的に飛行させることができる3つのケースを設けております。まず1つが、対象施設の管理者またはその同意を得た者による小型無人機等の飛行でございます。2つ目が、土地の所有者もしくは占有者またはその同意を得た者が当該土地の上空において行う小型無人機等の飛行でございます。3つ目が、国または地方公共団体の業務を実施するために行う小型無人機等の飛行で、火災や災害の現場でその対応を目的とする市町村等が行う飛行であれば、例外的規定に該当し、米軍基地の上空は飛行できませんが、その周辺地域約300メートル内における火災や災害の対応として、本市による小型無人機等の飛行が行えるものと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 再質問させていただきます。 勝連半島にあります浮原島訓練場、津堅島訓練場もドローンの飛行は全面禁止なのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 企画部長。
◎企画部長(仲本昭信) 沖縄防衛局に確認したところ、現在議員から御案内の防衛施設が指定されたとの情報は得ておりませんので、小型無人機等飛行禁止法の適用は受けないものと理解をしております。防衛省では、従前から米軍施設の上空及びその周辺においてドローンを飛行させることは重大事故につながるおそれのある大変危険な行為であるとのことで、平成30年2月20日よりこのような行為を行わないようにお願いする旨のビラ、ポスターを作成し、各地方防衛局に張り出すことを発表しております。また沖縄防衛局のホームページにも掲載するなどし、自粛を求めているとのことでございます。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 今後の周知について、市が行うこともあるのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) 企画部長。
◎企画部長(仲本昭信) 小型無人機の飛行禁止区域の指定の周知については、指定を行った各省庁において周知を行っているとのことでございます。指定の周知につきましては、市民の安心・安全の観点から、国からの依頼に基づきその周知方法も含めて周知を行うことを検討する必要があるものと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 最後に、先ほどの答弁の中で、沖縄防衛局回答で、ドローンの飛行で米軍機が衝突の回避を余儀なくされる事案が発生しているとのことで、国内の米軍専用施設上空や周辺で、ドローンを飛行させないよう呼びかけることについてでありますが、去る6月30日、宮森小学校米軍機墜落事故から60年を迎え、うるま市伊計島で起きましたヘリの不時着事故、このようなことが起こったのに対して、ドローンの飛行をさせないでということに対しては矛盾するのではないかと私は思っております。あとうるま市の自衛隊施設や米軍施設については、現在指定していないということでありましたので、この件については理解しました。この件については質問を終わります。ありがとうございました。 では、最後の質問になります。4番に移ります。貧困対策について質問させていただきます。私は、沖縄子どもの貧困白書を読まさせていただきました。マスコミでも、小・中学生がいる困窮世帯の割合が25%と大きく報道され、世帯収入が300万円から400万円との割合で、大阪府の調査では500万円から600万円と差があります。沖縄県も沖縄県外と同じく賃金の引き上げと就学援助金の引き上げも必要だと考えます。本市としての貧困対策事業の進捗状況について、どのように行われているのかお聞かせください。
○議長(幸地政和) こども部長。
◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 子供の貧困対策は、子供の将来が、その生まれ育った環境に左右されることなく、貧困が世代を超えて連鎖することのない社会を目指すことを目的としております。第2次うるま市総合計画においては、子供の貧困対策を分野横断施策と位置づけ、施策を教育の支援、生活の支援、就労支援及びひとり親家庭への支援の4つに体系化し、行政組織の各部署が連携して取り組んでおります。内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業を活用し、子どもの居場所を現時点で7カ所設置しております。この7カ所の居場所では、子供たちに対し食事支援、生活指導、学習支援等が行われております。7カ所の内訳は、こども部が各児童館に6カ所、都市建設部が市営団地の集会所に1カ所設置しております。また今後、こども部においては3カ所の居場所の設置を予定しておりますので、子どもの居場所は年度内に10カ所となる予定でございます。また
教育委員会指導部においては、手厚い支援が必要な子供への支援として、拠点型の居場所の設置を計画し、既に事業者の公募を行っております。従来からの居場所と今後設置する拠点型の居場所を加えますと、子どもの居場所事業は、年度内に合計で11カ所となる予定でございます。また同じ沖縄子供の貧困緊急対策事業を活用し、こども部、福祉部、指導部に合計9人の貧困対策支援員を配置しております。 次に、沖縄県の沖縄県子どもの貧困対策推進交付金を活用し、就学援助の拡充、学用品リユース・リサイクル事業及び事業実施に必要な臨時・嘱託職員の配置を行っております。学習支援につきましては、福祉部においても生活困窮者自立支援制度における学習支援事業を実施しており、中学3年生を対象として、高校進学に向けた通塾型の学習支援に取り組んでおります。また、本市独自の取り組みといたしまして、平成30年度に経済部においてうるま市若者就業支援プログラムを創設し、未就労の15歳から30歳までの若者を対象に就労支援を行っております。 子供の貧困問題については、さまざまな要因が考えられます。その解決に向けては、本市の課題に即した対策を研究し、引き続き各部署と連携し取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) では、再質問させていただきます。 ことし3月に行われました「憲法25条沖縄集会~木村草太さんの講演とリレートーク~」へ参加してまいりました。その中に、憲法25条には、人間らしく生きる権利、生存権、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないと定められています。講演会では、平成31年度沖縄子供の貧困緊急対策事業、南風原町の取り組みや手厚い支援が必要な子供、若年妊娠等への支援の強化取り組みや子供シェルター、虐待等で居場所を失った子供たちのために、安心して生活できる場所を提供する緊急避難先を行っている方の取り組みなどを聞き、大変勉強になりました。児童福祉法第2条「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」とあります。最近では、子供を虐待死させる痛ましい事件もありましたが、このような痛ましい事件は絶対にあってはなりません。本市としての今後の取り組みはどのようになるのか、お聞かせください。
○議長(幸地政和) こども部長。
◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 本市の子供の貧困対策は、内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業及び沖縄県の沖縄県子どもの貧困対策推進交付金を主な財源としている中、内閣府では平成28年度から令和3年度までを子供の貧困問題の集中対策期間として位置づけております。そのため国と県の事業の動向を注視しながら、今後の取り組みを考える必要があります。今年度においては、拠点型の居場所が新たに開設されますので、この拠点型居場所の取り組みと、うるま市若者就業支援プログラム等の関連する取り組みが連携できるように仕組みづくりを行ってまいりたいと考えております。また喫緊の課題である若年者の妊娠・出産に関しては、
教育委員会及び学校とも連携し、予防策を強化してまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 金城 加奈栄議員。
◆5番(
金城加奈栄議員) 子ども・若者育成支援推進法には、子ども・若者が社会生活を円滑に営むことができるようにするための支援、関係機関等による支援、第15条には、関係機関等の施設、子ども・若者の住居その他の適切な場所において、必要な相談、助言または指導を行うことなどが記載されています。玉城デニー知事の言葉にもありますように、誰一人取り残さない社会、頑張って取り組んでくださいますようお願いし、私からの質問を終わります。 では、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(幸地政和) 次の質問者、又吉 法尚議員。
◆18番(又吉法尚議員) 議長、休憩からお願いします。
○議長(幸地政和) 休憩します。 休 憩(11時31分) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(11時32分)
◆3番(藏根武議員) 2階の海の文化資料館に関しては、いろいろなイベントで親子連れも参加しているということです。もっとイベント広場もそうですが、ぜひ海の駅あやはし館を活用し、またボランティア活動を募る際も、やはり利用していたということで、子供たちも、また地域の人々も参加しやすいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 そしてもう一つ質問です。あやはし館近くの風力発電についてです。稼働しているときには、子供といつも「きょうも回っているね」という会話がありましたが、ここ最近は稼働していない状況があります。いつも「きょうも動いていないね」という会話がずっと続いていますが、2基の風力発電について稼働の予定はありますか。よろしくお願いします。
○議長(幸地政和) 経済部長。
◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 風力発電施設につきましては、平成26年度に海中道路ライトアップ観光景観形成事業によりライトアップへの電力供給を行うために整備をいたしておりました。現在、プロペラ部分の、これはブレードと申しますけれども、ブレード部分の落下による安全点検を行っていることから、平成31年3月から稼働を停止しております。稼働停止に至る経過を御説明いたしますと、海中道路
ロードパークを管理する市観光物産協会から、風力発電施設のブレード部分が落下したとの一報があり、市観光物産協会職員と本市の観光振興課の職員がブレードの回収、風力発電施設2基の停止を行いました。ブレード落下の原因を究明するため、保守点検委託業者及び開発メーカーに調査を依頼したところ、360度海に囲まれた過酷な条件下の設置環境で稼働する中で、ブレードと本体の取りつけ部分において想定以上にさびと塩分の影響が、接着剤に影響を与えたことと、台風等により強風を受け続けたことが要因となり、ブレードの落下に至ったとの報告を受けております。ブレードを新品に交換し、再設置は可能とのことでありますけれども、再設置後の保証の問題や、もう1基の発電施設の接着部分の劣化状況など、さらなるメーカーとの協議が必要であると考えております。また本施設は観光客を初め多くの方々が利用し、隣接する
県道伊計平良川線においても車の往来も頻繁にあることから、再設置には慎重に判断し対応してまいりたいと考えております。特にメーカー側のいろいろな報告書がたくさんございますが、我々もこれに十分に理解したとは思っておりません。特に疑義があってですね、その辺を一つ一つ今究明しているというところでございます。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) ブレードが落下したとのことですが、今回は事故につながらなかったことが何よりもの救いだと考えています。自分の車にブレード、プロペラが落下することを想像したら怖い、恐ろしいものがあります。設置から四、五年でこのような状況があったということは、部長からの答弁もありましたように、しっかりとメーカー側とお話をして原因究明に努めてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 続いてであります。教育行政についてです。昨年12月定例会でも一般質問をしました。校務支援システムについてです。昨年度、公立小・中学校に導入された校務支援システムTe-comp@ssとも言いますが、この校務支援システムの導入の目的をもう一度お伺いします。
○議長(幸地政和) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 文部科学省は、児童・生徒の個人情報の保護、成績処理、出欠管理のほか、健康診断表などの機能を備えた統合型校務支援システムの導入に向け、教育委員会に対し整備計画の推進を提言しております。本市におきましても教職員の校務の効率化を図ることを目的に導入しております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 校務支援システムの目的は、学校の情報セキュリティーの確保と教職員の校務の効率化だと思います。情報セキュリティーに関しては、
教育委員会でしっかりと管理しているので問題ないと思いますが、しかし教職員の校務の効率化ですね、ここが問題です。もう一度質問します。初年度はどのぐらい目的を達成できたと認識しておりますか。
○議長(幸地政和) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 校務支援システムにつきましては、児童・生徒の個人情報を扱うことから、情報セキュリティーの確保が絶対条件となります。本市の校務支援システムにおきましては、USBキーによる二要素認証によりセキュリティーを強化していることから、情報セキュリティーの確保は十分であると考えております。 しかし導入初期のデータ入力に時間を要したことや、先生方が操作にふなれな面もあることから、業務の効率化という目的に関しては、まだ目標達成という実感には至っておりません。なおうるま市では出席簿、指導要録、小学校においてはよいこのあゆみ、中学校では通知表、高校入試に必要な調査書を統一して作成できていることから、今後は先生方の業務改善につながるものと考えております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 先生方の操作のふなれもあって、まだ校務の軽減に至っていないということで
教育委員会も認識しているのかなと思います。しかしながら初年度だから操作にふなれがあって仕方がないではなくて、初年度だからこそ慎重に検証し導入するべきだったと思います。 実際に私のところに先生方の声が聞こえてきました。
教育委員会もいろいろと先生方から、そして現場からの声があったと思います。先生方のお声です。「通信速度が遅く、手書きのほうがいい」という声がありました。またアナログに戻るのかと。「使い方がわからず困っているのに対応が遅い」と。担任の先生方は、夜遅くまで学校に残って作業をしていたということもあったそうです。いろいろとほかにもあります。本当に耳が痛いような声がありましたが、ここではあえて言いません。そういった先生方のお声をアンケートとして聞いたか、現場の声をお聞きしたか伺います。
○議長(幸地政和) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。
教育委員会としましては、教職員のそのような声を伺っておりましたので、6月の校長会にアンケート実施について提案してございます。そこでその項目について、校長先生方からの御意見を参考にしながら、1学期終了後の7月19日から、Te-comp@ssを活用して市内小・中学校の全教諭を対象にアンケートを実施する予定となっております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 昨年の12月定例会のときにも、初年度ということもあり、アンケートを早目に実施し対応をお願いしましたが、これからアンケートを実施するということなので、早目にぜひ先生方の校務の軽減等を行っていただきたいと思います。今年度、いろいろと現場の声を聞いたということもありましたが、校務支援システムの改善等はあるか伺います。
○議長(幸地政和) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 今年度は、昨年度の改善要望を受け、平成30年度と比べ出席簿、成績処理の内容など11カ所で改善を図っております。一番の課題となっている処理スピードにつきましては、担当業者や各学校を巡回しているICT支援員等とともに原因を分析し、対応をしております。今後はアンケートの結果を踏まえ、本市のシステムの課題について改善に努め、教職員の校務の効率化が実現できるように努めてまいります。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 早目の対策、ぜひよろしくお願いします。 文部科学省が推進した校務支援システムは、私もどのようなものか確認いたしました。出席簿や週案、時数管理、名簿管理、成績管理、出席簿、保健関係、身体力テストを一つに管理したり、児童・生徒の名前を入力すると全ての帳簿にリンクされているため、1回の入力で済むので効率が上がるなど。とてもいいシステムを導入したと思っています。しかし先生方への周知の方法や通信の速度の遅さなどもあり、教職員の校務の効率化にはつながっていない実態がありますので、ぜひ早目の対策よろしくお願いします。この校務支援システムは、教職員の膨大な校務の負担を軽減し、子供たちへ向き合う時間を創出することも一つの手段と思います。先生方が子供と接することが多くなれば、相談や悩みを聞く時間がふえ、いじめや不登校などの問題も減少すると思います。早目に現場の声を聞いて、早目の対応、解決をよろしくお願いいたします。 教育行政について、もう一つお伺いします。彩橋小・中学校へのエレベーターの設置について伺います。
○議長(幸地政和) 教育部長。
◎教育部長(赤嶺勝) 彩橋小・中学校エレベーター設置についてお答えいたします。 彩橋小・中学校の現状につきましては、エレベーター設置のための空間は確保されているもののエレベーター機器本体は設置されておりません。エレベーター機器本体の設置につきましては、学校現場の確認及び学校側からの現状報告、必要性について聞き取りを行い、設置が必要かどうか検討していきたいと考えております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 彩橋小・中学校は、統廃合される前は平安座小・中学校として旧与那城町時代に建設され、そのときにエレベーターが設置できる設計をされていますが、エレベーターがありません。なぜ今この質問をしたかと言うと、私は平安座小・中学校時代に1年、そして彩橋小・中学校となり3年、合計4年間勤めてまいりました。そのとき給食を運ぶ際、小学校1年生から6年生まで、2階まで運んでいるのを見ています。給食をこぼすこともありました。最近も転んで給食をこぼしたと聞きました。本当に大きなけが、そしてやけどが今までなかったのが不思議なぐらいかなと思っています。また学級によっては準備が遅い場合、本当に食べる時間が少なくて給食を残して終わるだとか、そういった状況もありました。食育の面からもエレベーターの設置は必要ではないかと考えています。安全面、食育を考え、学校側の現状を聞き、エレベーターの設置をよろしくお願いします。また二、三年後は私の子供も彩橋小学校に入学する予定です。保護者の立場からも、エレベーターの設置を希望しますのでよろしくお願いいたします。 最後の質問になります。島嶼地域の活性化についてです。まず初めに、このしましま通信という、こどもしまみらい会議というのを執行部の皆さんはごらんになったと思います。紙1枚ではありますが、この中には子供たちの思いが詰まったいろいろな要望が含まれております。例えば公園をふやしてほしいとか、公民館が新しくなったらなとか、空き家ばかりで誰もいないと、人がたくさん引っ越して来てほしいだとか、道路を広くしてほしいだとか、自然を大切にしてほしい、草を刈ってほしい、塾があるといいというような、いろいろな希望が子供たちの声としてこの1枚に載っています。これを見たときに、早急にできることはやらないと地域の活性化にもつながらないし、人口減がますます進んでいくのではないかと思っています。子供たちが大きくなって、自分の子供を育てたい場合に環境が整っていなければ、いい環境に引っ越しすると、悪循環になりかねないのかなと思っていますので、この子供たちの声をぜひ聞いて、できることを早目に対応してもらいたいなと思います。それも含めて島嶼地域の活性化について質問いたします。 まず初めに公園の整備についてです。令和元年5月17日付、平安座自治会から平安座東・西公園の遊具整備について要請文書が提出されております。平安座区には平安座東公園、平安座西公園が設置されております。子供用遊具がかなり破損、故障が見られます。現在、両公園とも子供たちが遊ぶには危険性が高く、ほとんど利用できない状況にあります。また遊具等も少ないことから、ふやしてほしい旨の要望もございます。桃原公園はよく整備され、大人用遊具も整備されていることから、平安座区においても同様な整備、検討方を求める内容であります。当該平安座自治会要請の当局の考え、対応についてお伺いいたします。
○議長(幸地政和)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 現在、既存公園の遊具施設につきましては、平成24年度に策定をいたしました公園施設長寿命化計画に基づき、長寿命化対策支援事業において更新に取り組んでいるところであります。当該事業は、既存遊具施設の機能回復を目的としており、新たな遊具の設置は市単独費での対応となることから、新規整備は厳しいものと考えております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 再質問です。 平安座西公園の既存の遊具で、コンクリート製擬木の複合遊具がありますが、コンクリートの部分的〓離等があり、修繕または補修対策が必要と思いますが、当局の計画をお伺いします。
○議長(幸地政和)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の複合遊具につきましては、公園施設長寿命化計画による遊具の更新予定はございませんが、平成30年度に実施いたしました都市公園等遊具定期点検において、修繕の必要な劣化がある状況との結果が出ております。今後の補修や修繕につきましては、市単独費での対応となることから、各公園の遊具の補修、修繕計画や関係部署との調整を要しますが、御質問のとおり修繕を要する状況にございますので、早期に対応したいと考えております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) ぜひ早期の対応をよろしくお願いします。平安座の東・西公園両方から、本当に子供の声が残念ながら聞こえなくなっています。早目の対応方お願いいたします。 続きまして空き家対策についてです。自治会と連携をしているかお伺いいたします。
○議長(幸地政和)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の自治会との連携につきましては、事務委託連絡会議において空き家の情報提供を求めており、随時受け付けております。本年4月5日の同会議においては、各地域自治会内の危険空き家情報提供の協力依頼として、危険空き家に関するアンケートをお願いいたしました。アンケートの内容といたしましては、1.自治会内に危険な空き家がありますか。2.自治会内に適正な管理がなされていない空き家がありますか。3.自治会内に空き家に関する苦情、相談がありますかといった内容により、自治会との連携と情報収集に努めているところであります。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 再質問です。 現在、自治会、市民からの空き家の情報が市に寄せられた場合、市はどのような対応を行っているかお伺いします。
○議長(幸地政和)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 市に寄せられました情報につきましては、市維持管理課市営住宅係で受け付けた後、建物や所有者に関する情報の収集や現場の確認をいたします。空き家の現状を確認後、その状態や問題点に該当する部署へ情報を通知し、担当課において個別指導などを行い、改善を促すこととしております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 自治会と連携しながら、ぜひ空き家対策、自治会のほうも空き家の地主と相談されているようですが、やはり相談しても平行線のまま空き家が取り残されているという現状もあります。ぜひ市も一緒に自治会と協力していただくよう、よろしくお願いいたします。 それでは最後の質問になります。島嶼地域には、最近飲食店や雑貨、平安座において本当に最近すばらしいお店が多数出てきました。そういったお店に関して、広報紙に掲載できないかお伺いします。
○議長(幸地政和) 企画部長。
◎企画部長(仲本昭信) 広報紙への各店舗情報の掲載につきましては、基本的に公共性、公益性の観点から難しい点がございますが、経済部が発行しておりますフリーペーパー、うるま市ドライブガイド等で紹介された内容については、経済振興の一環として市民に広く周知するため、特集記事として取り上げ、その中で島嶼地域の店舗等も掲載してまいりました。議員から御提案の島嶼地域の各店舗を取り上げることにつきましては、今後も島嶼地域全体の活性化の一環としてお伝えをしていきたいと考えております。 仲本辰雄議員の人口減少時代における関係人口についての一般質問の中でもお答えをさせていただきましたが、島嶼地域及び津堅島の活性化に向けては、庁内を横断した推進会議を設置していく予定ですので、その会議の中で島嶼地域の店舗等、地域資源の情報発信等も検討してまいりたいと考えております。
○議長(幸地政和) 藏根 武議員。
◆3番(藏根武議員) 島嶼地域の活性化ですね、やはり過疎化が進んでいってどんどん人がいなくなっている現状があります。地域も一生懸命頑張っています。市としても、ぜひ島嶼地域の活性化に向けて御尽力いただくようよろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(幸地政和) 以上で本日の日程は終了しました。次回は、あす午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会します。 散 会(15時22分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和元年7月2日 うるま市議会 議 長 幸 地 政 和 9番議員 平 良 榮 順 10番議員 伊 波 良 明...